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それから 、 私と翔太は毎日一緒に帰るようになった 。
ときどき涼太がいたりしたけど 、 最近は来なくなった 。
渡辺「 なぁ 、 あかり 」
「 ぁ 、 どしたの ? 」
渡辺「 今週末 、 デートしよ 」
「 … でーと 、 ?? 」
渡辺「 デート 」
渡辺「 予定ある? 」
「 ちょっと待ってね … 」
「 うん 、 ない 」
渡辺「 じゃあ行こ 」
渡辺「 どっか行きてえとこある? 」
翔太の質問に 、 頭の中で考えてみる 。
初デート 、 カップル 、 ツンデレ 、 イケメン 、 幼馴染 …
思いつく関連する言葉をぐるぐる考えてから 、 口を開いた 。
「 … 水族館 、 行きたい 」
渡辺「 お 、 いーじゃん 」
渡辺「 じゃあ 、 日曜10時に迎えに行くから 」
「 え 、 い 、 いいよ 」
渡辺「 だって俺彼氏だし 、 それくらいしていいだろ 」
「 … たしかに 」
渡辺「 ふは 、 じゃあまた日曜な 」
「 うん 、 じゃあね 」
まだ 、 「コイ」の気持ちはよく分かってない 。
コイ … 恋ってなんだろう 。
翔太に抱く気持ちは恋なのか 、 友情なのか 。
ずっと 、 わからない 。
でも 、 翔太は楽しそうだ 。
私は? 翔太のことをどう思ってるの?
自分に問いかけてみても 、 答えは出てこない 。
私は 、 家の鏡にうつる自分のほっぺたを叩いて 、 声を出してみた 。
「 とりあえず 、 週末デートだ 」