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シオン命狙われ中! ③
今回は、シオンの妹…リオンサイドのお話ですっ🍏
|私《わたくし》の名前は、|京王路 リオン《けいおうじ りおん》。
超大手企業・京王路カンパニーの社長の娘。
兄には、超陽キャでノリが軽いシオンがおります。
兄上は、同級生に命を狙われているのにも関わらず……座右の銘(?)が「命助かればオッケー」の人。
私はそれを案じております。
エリタさんが24時間365日働いて守ってくださっていますが、もっとエリタさんを休ませてあげたいのですっ!
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そういえば…もうすぐ兄の誕生日ですね。
誕生日プレゼントを選ばなければ。
私は一人、ショッピングモールに来ました。
どれが良いでしょうか……役に立つものが良いですよね。
|鎧《よろい》?
でも学校には不向きですよね……。
私は諦めて、インターネットで探すことにしました。
あっ…私、良い品を見つけました。
これなら実用性があり、学校にも向いていながら安全ですね——。
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「ハッピーバースデー♪シオン!」
今日は親戚の方々も集まり、誕生日会が行われています。
その中には私達のいとこのレオ様も来ております。
実は…私はレオ様が好きなのです。
レオ様は兄と同い年で、親友です。
レオ様と私のお話はまたの機会にお話ししますね。
「シオン、おめでとう!これプレゼントだよ」
レオ様が兄に渡した箱に入っていたのは…カブトムシッ!?
「はははっ、欲しかったんだ!ありがとう」
確か兄は虫が苦手だったはずですが…さすがの神対応。
「私から…はこれです」
私はカブトムシを見ながらプレゼントを渡す。
「ありがと。なんか…固いね。」
なんか照れくさいですわね……。
「え…防具?」
「は、はいっ!兄上はエリタさんにご迷惑をお掛けしているのです!なのでっ!」
「……うん、ありがとう」
そう言いながら兄はスーッと袋にしまいました。
…私は気づいてますよ!
お嬢様言葉が難しいので、変なところがあるかもしれません!
ではまた次回お会いしましょう!