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窓ガラスを、あの人と一緒に、#3 最終回
午後3時。梨花はこのことをちゃんと覚えていた。
「えっと、、、『モリキナサイ』を三回で、手を五回だから」
そして、儀式の時間だ。家の古時計が「ゴーン」「ゴーン」となる。
「モリキナサイ」
「モリキナサイ」
「モリキナサイ」
「パン」「パン」「パン」「パン」「パン」
「これでいいのかn」
--- ボォン ---
「やあ久しぶり。といっても昨日だけどね。」
梨花はホッとした。
「じゃー行くよー。」
「うん!」
もう慣れている。もう一回見たら、かなり神秘的だった。
昨日は慌てて神経が落ち着かなかったので、そんなに見れなかった。
モリの家に着いた。梨花はウキウキしていた。
「さあ、大事な大事なお話だ。」
「ゴクリ」
「森治虫くんは、、、」
--- 「この《《ぼく》》だ。」 ---
「ふぇ?」
梨花はゾッとした。一瞬わからなかった。
「、、君が?」「うん。」
「なんで?」梨花がすごくわからないことを言った。証拠なんかあるわけないのに。
「え?だって、|モリ《森》」治虫だからでしょ?」
「、、、」梨花は固まった。
「あー!だからかー!、、、え?治虫?」「だから治虫だっていってるよ!」
「治虫、治虫!」梨花は泣きながらいった。
「大丈夫だよ、梨花。安心して、僕はどこにでもいる。」
「これも、返すよ。」500円を梨花の手元に返した。
「なんで?返すの?必要じゃないの??」「これも、僕のお返しさ。ごめんな。」
「治虫はそんなに悪くないよ!」
梨花は治虫に抱きついた。そして。
--- ほほにかるくキスをした。 ---
それからは、梨花と治虫で楽しくしゃべったり遊んだりした。
「じゃあもうそろそろ帰る?」「うん。。辛いけど。」
大丈夫!
「え?」
「実は、モリキナサイといって、窓ガラスを見たら、僕が出てくる。それで、いくらでもお話しできるよ!」
「ありがとうね。」「じゃあ。」
「梨花ー!ハーゲン○ダッツ食べないのー?」
「今行くー!」
その後、私と治虫は、子供3人に恵まれて生活している。
--- 窓ガラスを、あの人と一緒に、、、 ---
--- 【完】 ---
おいちょうど900で終わったじゃねーかよ。
まあ、新しい物語作りますわ。