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6話 奇跡
「ん…、 」
れるは起き上がる。少し体が痛む。
「ぃ゙」
少し声が出てしまった。
「ねぇっ!」
そこには4人の少年がいた。一人は赤髪のこえ君、緑髪のゆう君、オレンジ髪の
くにお紫髪のこったんが居った。久しぶりやなぁ。昔れるを庇って皆亡くなった
んか。感謝、伝えないと。
「守ってくれて、ほんまありがとうな!」
れるは笑顔でお礼をいう。そう言えば#名前#に
「ありがと、大好きだよっ…。」
そう言われたんか。
「ねぇ、戻りなよ。」
ふいにゆうくんは口にする。
「此処にいてもこれは幻。」
こったんはそういう。
「大切な少女が待っているよ。」
くにおも涙を流しながら言う。
「待ってるから、行ってきな!」
こえ君達からのメッセージを受け取った。
「ありがとうな!」
れるは感謝を伝え、飛び立った。
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「れる君っ…、」
私は涙を流した。お願いだから生きてよ。私れる君が居ないと嫌だよ。
お願いだから、私の前で太陽よりも明るい笑顔を見せてよ。私はそっと
抱きしめる。彼の体温はとても冷たい。
「逝かないでよ…。」
私は願う。長生きして欲しかった。もう手遅れかなぁ。私はお母様たちを
憎む。大切を奪って、壊して、自分の大切なものだけ持っている。
そんな母親が憎たらしい。抱きしめている彼の体から体温が戻る。同時に
ピクッっと体が動く。
「ん…。 」
少し声が漏れる。私はそっと顔を覗く。
「#名前#?」
「れる君っ!」
私は願いがかなったんだろう。眩しい彼の笑みは照りつける陽光よりも
温かい。
「良かった…、グスッ」
私は不意に言葉を漏らす。大号泣しながら、でも精一杯の笑顔で喜んだ。
「心配かけてゴメンな…。」
彼は起き上がろうとする。でも体は起き上がらなかった。一応出来たが
ふらっとよろけてしまう。
「起きたばっかりでゴメンやけど、」
れる君は言葉を漏らす。
「血、貰うな。」
ガプッ、少し痛いがなれた。同時に彼の傷が治る。私は不思議に思うが
彼はこう言った。
「ヴァンパイアなんちゃう?」
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#名前#には普通の生活を送ってほしかったなぁ。でも血で傷が治る。
つまりヴァンパイアだ。あぁ。もう分かった以上、後戻りはできん。
「なぁ」
れるは提案をする。このまま二人居れる方法を。
「結婚しいひん?」
「え?」
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結婚?どういうこと?動揺している私に説明をしてくれた。
「実は一星家と#苗字#家の結婚は決定しとったんよ。でもな、
母が断った。」
昔のお見合いって、れる君だったの!?今思い出した。
今までのすべてが繋がる。これが奇跡なのかなぁ。
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