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検体No.04:脱走顛末および経過観察手記
【分類コード】:MD-HIST-0015(破棄済ファイル)
【対象名】:検体No.04(登録抹消)
【担当研究員】:ロゼア研究所長
【閲覧権限】:冥濁最高幹部のみ
■ 1. 概要・概要追記
・旧施設における「初期適合性調査」の記録。
・14歳時点で「能力(裂花)」の覚醒を確認、回収・移送完了。
■ 2. 生体および特徴データ
・髪色:元は単色(薄紫)であったが、適合実験時の負荷により一部に色素脱失が発生。
・虹彩:特有の黄金色および三日月型の形状を維持。出力安定性は極めて高い。
・精神耐性:過度な負担に対し、強い自責傾向および「自己犠牲的思考」を示す。管理上の扱いやすさは良好。
■ 3. 特記事項
・15歳時、施設内の事故に乗じて脱走。捜索を試みるも追撃失敗。
・脱走後、各地で身寄りのない個体を保護・収容しているとの情報あり。
・自らを「役立たず」「救えなかった」と評価する精神的傾向が継続して観察される。
■ 4. 考察
本個体(No.04)の現在地は概ね把握しているが、あえて放置を推奨する。
理由は以下の通り。
理由:本個体は強い罪悪感から「他の残月を保護・育成する習性」を持っている。
彼に保護させ、一定まで育てさせた後に回収を行う方が、我が方の「検体確保コスト」を大幅に削減できるため。