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もしも、水柱の語彙力が低かったら
鬼滅の刃いいですよね!善逸が好きです!
一話の「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」という場面です。
俺が冨岡さんの立場だったら語彙力と心の都合で言えない()
「やめてください⋯どうか妹を殺さないでください⋯⋯お願いします⋯お願いします⋯」
冷たい雪の上にうずくまるように頭を下げる。
全身を刺すような冷たさを気にもせず、ただ妹を救いたいという一心で雪の上に額をこすりつける。
家族のほとんどが殺され、生きているのは妹だけ。
その妹も鬼と化してしまった。そんな絶望の中炭治郎はせめて妹だけでもと必死に平伏する。
もうこれ以上奪われたくない―――。
「あのっえっ⋯と!人の、いや、鬼だけど!そう!妹!!妹の生き死にを他人に委ねるの、えー。良くないっ!!」
「!?」
言いたいことはわかるけど⋯恐らく言葉がまとまってもいないのに口から出てしまったのだろう。
思わずアニメで流れていたエモすぎるBGMすら止まりそうなしどろもどろっぷりに炭治郎は呆気に取られていた。
「えー。その、みっともないじゃなくて⋯そう。惨め!惨めったらしく⋯丸くなるな!!そんなことがえっと⋯大丈夫?ならお前の家族は殺されていない!」
「⋯言いたいことは伝わってます!大丈夫です!続けて!!」
「奪うか奪われるかの時にえー。仕切れない?人間が妹を治せるとかえー。なんだっけ。そう!仇!!仇を見つけるとかできるわけないだろ!!」
(⋯内容は俺を責めてるけど、なぜか応援したくなる⋯!不思議な人だ⋯)
「弱い人にはえー。何もできない!!強い人にえー。負ける?負ける!!」
「が、がんばれ⋯」
「妹を治す方法は鬼なら知っているかもしれない。だが!鬼共がお前のえー。お願い事?を聞いてくれると思うなよ!?」
「が、頑張れ⋯!」
「当然俺もお前を〜⋯リスペクトしない!!それが現実だ!!」
「武士っぽい風貌の人から横文字のセリフ聞きたくなかったです!」
「なぜさっきお前は妹に覆い被さった!あんなことで守ったつもりか!?なぜ斧を振らなかった!なぜ俺に背中を見せた!!えー。それのせい?で妹を取られている!!」
「途中まですごく良かったです!その調子で!!」
「お前ごと妹を⋯串切り?違う。串刺しにしても良かったんだぞ!!」
⋯急に沈黙が訪れる。
炭治郎はよくわからない感情で思考がショートしており、義勇も義勇で「これ多分伝わってないな」と思っていた。
永遠とも言える沈黙の中。禰豆子の唸り声だけが響いている。
恐らくあのエモエモBGMは消えた。
そんなカオスな現状の中。先に口を開いたのは義勇だった。
「⋯伝わったか?」
「あ、はい。それはもう⋯」
お互いがお互いを気遣いすぎたが為の沈黙が再度流れる。
この地獄すぎる空気に、禰豆子も空気を読んで押し黙る。
「⋯もう一回、始めからいいだろうか?」
まさかのリテイクのお願いに炭治郎は
「⋯はい。」
と潔く答えるしかなかった。
あとがき
義勇さん怒ってても思考が鈍らないですよね。鬼狩りだからかな?
それと、無口なだけで語彙力はすごいですよね。
現実で「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」なんてとっさに出てくる人いなくないですか??
俺は出てこないです()