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咲夜と妖夢
※妖夢・咲夜キャラ崩壊大有り
「妖夢さん」
「あ…こんにちは」
突然、わたし・妖夢のところに、咲夜さんが来た。
わたしは幽々子さまの剣術指南役だ。咲夜さんは、吸血鬼、レミリア・スカーレットさんに仕えているメイドさん。
「疲れが溜まっているんじゃないですか?うちでお茶していきませんか。幽々子さんには連絡、取ってありますから」
「本当ですか。でも、幽々子さま…うーん…でも、幽々子さまがいいって言ってますしね。いいですか?」
「ええ」
咲夜さんの能力で、わたしは一瞬で紅魔館に向かった。
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「咲夜、どうしたの?」
「妖夢さんと少し、お茶しようと思いまして」
「そうなのね。2階に空き部屋があるから、使って。フランの地下室でも借りる?」
「あ、大丈夫です」
高級そうな階段。白玉楼にも石造りの階段はあるけど、洋風でおしゃれだ。
「すぐに淹れるわ」
シュン!と紅茶があらわれた。クッキーもだ。
「ありがとうございます」
「いえいえ…」
サクッとしたクッキーをかじる。
レミリアさんとフランさん、パチュリーさん、小悪魔さん、美鈴さんのことを話してくれた。聞くだけで楽しかったし、能力でたっぷりと聞くことができた。
わたしは幽々子さまのこと、時々演奏しに来るプリズムリバー三姉妹のこと、幽々子さまの友人の八雲紫さんのことを話した。
「ふふ、妖夢さんと話している時間、とても楽しいわ」
「わたしもです」
「今夜は、泊まっていかない?」
「えっ…?」
泊まる?紅魔館に?
「いや、幽々子さまの…」
「大丈夫よ。ちゃんと、手配はしてあるわ」
「ふぁっ!?」
壁ドンされる。咲夜さんの笑顔がだんだん、ニヤリというものになる。
「ね、お願い。今日はあいにく、ダブルベッドしか空きがないのよ」
「っ…!?」
流石にお風呂は1人で入った。
咲夜さん、どうしたんだろう…新種の異変?
お風呂上がり、咲夜さんはふふっと笑ってた。その笑顔がちょっと怖い。
でも、何故かわたしの顔は熱くなる。ドキドキする。大人っぽい咲夜さんの顔が近い。いつの間にか強さがなくなっていた。
「さ、一緒に寝ましょう」
「うんっ…」
咲夜さんの顔が近い…すごく、ドキドキする…
「おやすみ」
「はい…」
すう、と案外はやく眠ってしまった。
「ふふ、その寝顔も可愛いわね。大丈夫。ずうっと時を止めて見てるから」