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ミラーワールドへようこそ 8
「ここかな?」前回、エメランに空き家の場所を教えてもらった胡夜とスクエアは、
二階建ての薄い翡翠色の家に近づいた。「本当にここであってるのかな?」
「そういえば、エメランさんから鍵をもらったよね。それで確かめられるんじゃない?」
「そうだね!じゃあ、鍵、入れてみるよ?」そう言いながら、胡夜は鍵穴に鍵を差し込んだ。 かちゃり。
「お?開いたかも!」「合ってたみたいだね」「じゃあ、入ってみようか。」「うん。」
「…綺麗かなぁ…。」「外見だけじゃありませんように。」2人は固く目をとじ、ゆっくりと扉を開いた。
そして、2人は目を開けた。「綺麗〜!」「明るい〜!」2人が目にしたのは、綺麗であり、家具もすでに設置済みで、明るい部屋だった。「このキッチン、広くて綺麗〜。」「洗面所とバスルームは近くにあるんだね。行きやすい〜。」「冷蔵庫も洗濯機も電子レンジもあるよ〜。」「トイレも完備してるみたいだよ〜。」ひと通り1階を見終わった2人は、2階へ向かうことにした。「2階は何があるんだろ?」「わかんないねぇ。」木材の階段を、2人は登っていった。
「部屋がいくつかあるね。」「見てみようか。」そう言って2人は扉を開けていった。
1つ目の扉はトイレの扉。「1階にも2階にもあるんだね。」「どっちにもないと不便だからね〜。」
2つ目の扉は寝室の扉。「おぉ〜広い!」「奥にも扉があるね。」
寝室にある扉の奥には布団がしまってある。「ここにお布団が入ってるんだね。」「なるほど〜。」
3つ目の扉には木のボードがついている。ボードには「KOYO」と掘ってある。
「私の部屋かな?」「見てみたら?僕は一応見ないでおくよ?胡夜の部屋だと思うから」「はーい。」
「あ、私の好みの部屋だ!色合いとか、雰囲気とか!スクエア、見て平気だと思うよ〜。」
「そうなの?」「うん、見てみて!可愛いオブジェとか小物が置いてある〜。」「すごいね!」
4つ目の扉にも木のボードがついている。ボードには「SUKUEA」と掘ってある。
「僕の部屋っぽいね。」「私見て大丈夫?」「分かんないから、いいって言ったら見て!」「わかった!」
「わぉ、僕の好みの部屋だ!なんか、言い表せないけど!見ていいよ〜。」「はーい。」
「植物とか置いてあって、良くない?」「植物いいね!」
「これで部屋は全部見たかな?」「多分!」「私たちの好みのお家にしてくれてるんだね!」
「空き家だって言ってたのに、僕たちのこと、思いやって作ってくれてたんだね。」「お礼言わなきゃね!」
「うん!」
ほぼほぼルームツアーになっておりますね…。作ってて楽しかったので、僕的には良いんですけど、
読んでる人としてはつまらなかったかもしれませんね…(⌒-⌒; )多分次回もこれに近い気がしています…。