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1️⃣
小説執筆の文字数稼ぎたかった!
今日は3文字しか書いてなかったらしいので、流石に3文字は…と思い。
中学生の頃だった。いじめられてる彼を、私は助けようとした。
助けようとした。
それだけだ。手を伸ばしかけて、やめた。
教室の真ん中で、バケツに入っていた汚い水をかけられた彼は、震えていた。
いじめっ子たちと傍観者である私たちは、彼を囲うように佇んでいた。私はほうきをぎゅっと握った。
こんなことはもうダメだ。私が変えなきゃ。
しばらく前から思っていたことだった。
数十秒か、数分か、誰も動かなかった。いじめっ子たちはくすくすと笑い声をあげ、他のクラスメイトは視線を彷徨わせながら延々と床を掃くような仕草をしている。
私は一歩、足を踏み出した。いじめっ子たちの視線が私に集中した。
ほうきの柄から手を離し、彼に伸ばそうとした。
私の行動を見定めるような視線。心臓がぎゅうと縮こまっていく。彼は助けを求めるような瞳を長い前髪から覗かせた。
あ。ダメだ。
いろんな感情が私にのしかかってきて、もう、ダメだった。重かった。倒れてしまいそうだった。
私が彼に手を伸ばして、彼が私の手を取って、それで、どうする?私は彼を、自分自身を犠牲にしてまで守れない。
私はいじめに耐えれない。
きっとここで彼を見捨てたら、私は助かる、いじめられない。
私は手を下げた。彼から視線を逸らし、一歩あとずさった。
いじめっ子たちが、急に、私を認めてくれたような気がした。
もう恐怖からは逃れられたはずなのに、汗はやっぱり、止まらなかった。
高校生になった。
いま、私のクラスでは、いじめが行われている。
高校生になったのに何も変わっていない。
その事実が、汚くて、でも、生暖かった。
ずぶずぶと沼にはまっていくみたいな感覚が、私は、破滅に向かっていっているようにしか思えなかった。
そしてこの認識は、たぶん、合ってる。私はこのままだと、どうしようもなくなる。
そこまで理解しているのに、沼から出ようと足掻けないのだ。
足掻いたら足掻いただけ、沈んでいってしまう。足掻く私を鎮めるように、沼から、手が伸びてくる。
足掻いたこともないけど、私はそれが、どうしようもなく怖かった。
「ねえ、はな、聞いてる?」
「え。」
ハッとした。目の前には、友人のユカリが不満げな顔を浮かべている。
ここは学校。いまは、ホームルームの前だった。
そこまで思い出した私は、ごめんと苦笑を返した。
「聞いてなかった。」
「もう。」
ユカリは可愛い顔をしている。むっと頬を膨らませても可愛いのは変わらない。平凡な顔立ちの私からすれば、どうやっても羨ましい。でもユカリは、顔なんて普通でいいんだ、というスタンスらしい。どうしてかは知らない。
「今日、日焼け止め塗ってくるの忘れて、ね、ちょっと貸してー。」
「べつにいいよ。体育の時でいい?」
「ありがと!」
ユカリの肌は真っ白で美しい。整った顔立ちに白い肌、まるで高級な人形みたいだ。
私が見とれそうになっていた時、教室に先生が入ってきた。それとほとんど同時にチャイムが鳴り響き、ホームルームが始まった。
先生の話をぼんやり聞いていると、ふいに、教室のドアが開いた。
「北山ー、遅いぞ。」先生が言う。
教室に入ってきた北山ゆずは、俯いたまま頭を下げ、自分の席に座った。どうしてか私の心臓が、彼女を見て、震えるように鳴った。
メモ→ゆかりがいじめてる奴の1人に好かれて(可愛いから)いやだねー。ゆかりちゃん過去にもこう言うことあったから「顔は普通でいい」スタンスなんだろうね。
あと北山はいじめられてる子なので、なんか、主人公が…罪悪感を…こう。
でも多分わたしは続きかけない。
ていうか「ゆ」から始まる名前ばかりだとわかりにくいね。