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奇病戦士と聖域の噂。
(?)「リベリカ?ここにいるの珍しい。何かあった?」
すると同僚の1人が声をかけた。後僕にはバレバレだが、後ろには、るふもいる。・・・もう言うか。
(リ)「あ、綺露・・・ちょっと聞いて。」
(雛)「はぁ・・・いいよ。(ニコッ)この私。雛罌粟 綺露が聞いてやるからさ。」
雛罌粟 綺露。僕の同僚の1人。何気に絡むことは少ないが、たまに雑談する程度には仲がいい。
(リ)「ありがと。るふも隠れずこいよw」
(る)「見えてたんや。」
(雛リ)「「見えてた。」」
まあそれはさておき、るふと綺露は長椅子に座る僕を挟んで座った。
(リ)「・・・さっき恵梨佳やあやめから聞いたんだけど、僕がしばらく後に受ける手術、ほとんどの確率で失敗するか死ぬらしいんだ・・・」
(る雛)「「え・・・」」
2人はやばい空気を察したのか、固まっていた。
(る)「・・・え、リベっちの奇病の手術のことやろ?」
(リ)「うん・・・ちな助かるのは30%。」
(る)「ひっっく。ひくすぎてヒクイドr」
(雛)「るふ。空気読んで。」
ぼけようとしたるふの頭を綺露が軽く叩く。
(雛)「にしても、結構リスクあるよね。」
(リ)「あるね・・・」
そして3人に重い沈黙が流れたが、気まずいと言える重さではなかった。
(雛)「・・・リベリカ。『聖域』って知ってる?」
(リ)「『聖域』?」
重い空気を切り裂くように口を開いた綺露から出された言葉はそんなことだった。
(雛)「私、結構組織に流通してて、昔いた組織でそこを目指してるボスがいたの。『聖域』は、世界に選ばれた者が入れ、入れたものはなんでも願いが叶うって言われてるの。」
(るリ)「「!!」」
(リ)「でも、選ばれなかったら入れないの?」
(雛)「入れないし、その人が罪を抱いてるなら、『祟病』という奇病にかかり、寿命を吸い取られるの。ボスはそれにかかったの。まあそれのおかげでここで働いてるけど。」
(る)「え、じゃあボスとかいうひとはここにきたん?」
(雛)「そそ。」
(リ)「聖域か・・・興味あるかも!」
(雛)「そっか。(ニコ)でも実は細かい場所までわかんないんだよね。」
(リ)「え、でも行ったんじゃなかったの?」
(雛)「そこは記憶がなくて・・・おそらく神様を怒らせて聖域の場所の記憶がなくなったのかも。」
(る)「なるほど。」
(リ)「・・・行ってみる。その聖域とやらに。」
(雛る)「「?!?!」」
(リ)「それが迷信かわからなくても、この世界に常識とやらは通用しない。だったらそれがあってもおかしくないはず。探してみて、手術を成功させて、奇病も治してみせる。」
僕は2人にそう強く言った。
(桜)「リベリカっ!その『聖域』の噂、僕の組織でも聞いたことある!!」
突然、秋斗が部屋に入ってきてそういった。
(リ)「秋斗?!るあまに鈴蘭も!」
秋斗だけでなく、鈴蘭もるあまもきてた。
(る)「てかいつからきいてた?」
(鈴)「みんながめっちゃ黙ってた時から」
(リ)「くそ序盤やん。」
(恵)「まあともかく、聖域調査省に掛け合ってみたら?」
(みんな)『恵梨佳サン?!』
いつの間におったん?(
(恵)「奇病庁から少し歩いたら、機密調査庁があって、そこの聖域調査省に掛け合って、資料とかもらったら?私がサインしとくから。」
(リ)「え、いいの?!」
(恵)「あ、やっぱあやめのサインにしとくけど、行ってきたら?ちな私たちは忙しいから行かないけど。」
(あ)「責任転嫁すなああああああああ!」
後ろからあやめが叫びながらやってきた。
(あ)「まあでも、リベリカ行ってきたら?ちょーさしょうに。」
(リ)「うん行ってくる!」
(あ)「あ、これ紙!」
(リ)「ありがと!じゃあ行ってこようかな?」
(雛)「あ、ちなみに旅に行くんだったら私、途中合流になるかも。」
(る)「ぼくもいやだけどおてつだいが・・・」
(あ)「るあくん、あきと、すずらん、リベリカいがいは、いけたとしてもとちゅうごうりゅうかしれん。」
(リ)「そっかぁ。まあ今から掛け合ってくるわ!」
(みんな)『おk!』
(リ)「あ、3人はきて!」
(鈴桜彼岸)「「「???」」」
そして僕らは聖域調査省へと向かった。
ども!なすきでの企画で、無事に枠が全埋まりしたほこみんです!
ほんとに枠まり感謝です! 短カフェでの掲載の予定はないのですが、まあ一度は『なすきー』に遊びにきてくれたらうれ椎名(?)
ちな多分なすき、メアド必要なんで気をつけて。
はい今回は『聖域』が初めて出てきました!この作品の重要要素の一個ですな。こっからの展開をお楽しみに!
FR感謝ぁ!()