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暑さに包まれて
季節外れの熱中症ネタ
題名をチャットGPTに任せました。
もちろんです!「熱中症」をテーマにした小説の題名として、いくつか提案させて
いただきますね。
『熱の中の静寂』
『熱中症の影』
『暑さに消えた記憶』
『熱波の彼方へ』
『熱中症の夜明け』
『熱さとともに消えた夢』
『灼熱の迷宮』
『熱中症の向こう側』
『暑さに包まれて』
『熱の中の真実』
ご希望の雰囲気やストーリーの内容に合わせて、さらに調整も可能です。
お気に入りのものがあれば教えてください!
だって。すごすぎ。ありがとう…俺はお前が大好きだ。
どうも!
今回は~…りつきくんを、弱らせようと…思います。
博多弁はやっぱりいいですね
Wi-Fiが恋しい(iPad壊れた)
季節がころころ変わる、面白いね~
みなさんも熱中症には気を付けてください!!!
「あっっっ…つぅ…」
「こりゃ…やばかね、」
8月上旬。
今から買い物に行くのだが…暑すぎる。
ほら、だからタクシー使おうって言うたのに…「金の無駄」とか言うからやん…
「りつ~…やっぱ今からでも、タクシー呼ぼうやぁ…」
まだ家から出てちょっとしか経ってないけど…ちょっとは浮いたやろ、
…でも、りつからの返答はなくて。
「…?り、つ…っは!?」
次の瞬間には、りつはこちらに倒れこんでくる。
触れた身体は熱く、息も荒い。
「ちょ…っ、りつ…!しっかりしろ、っ!」
「はぁ、っ…ごめ、なんか…ちから、はいらん…っ」
そんな苦し紛れの言葉を最後に、りつの声は途切れた。
は、どーゆーことやねん…もぉぉ、
体調が悪くても、治まるまで黙っとくのがりつの基本。
そーゆー無駄なこだわりが、ぶっ倒れる結果になるんやろ…
ため息をつきながら、スマホを取り出してタクシーを呼ぶ。
最近のアプリって便利やな、ボタンひとつでタクシー呼べるとか…
まぁそんなことに感心しつつ、近くの日陰に移動した。
あ、ちなみにりつはお姫様抱っこしてます。
無理に起こして歩かせて悪化したら嫌やし…
買い物行く前でよかった。買い物袋あったらどうしようもなかったわ…
そうこうしているうちに、遠くにはタクシーが見えていた。
「…このまま乗れるかな、」
小声で呟いた結果、
「…ん、」
りつを起こしてしまった。
「あっ、」
「あ、れ……ゆぅ、?
……っ、え、?」
謝ろうとした矢先、りつの顔が赤くなっていく。
「わ、ごめんっ…もうちょっとだけこのままでおって…!!」
「っ、は…!?っぃ"…」
りつが額に手を当てている間に、俺はタクシーに乗り込む。
「すいませんっ、えっとーー」
「りつ……りつ、」
家に着いて、真っ先にりつをベッドに降ろした。
寝てんのかな…それとも気ぃ失ってる…?まぁ、どっちにしろ待っとけば
起きるやろ。
そう思って、先に出来てない家事をやりに行こうと立ち上がったとき、
くい、と袖を引っ張られた。
「ぇ、?ぁ、りつ…起きたん?よかったー、もうほんま、無駄にこだわったらこう
なんねんで?ちゃんと覚え…」
「ゆ、ぅ…いかんとって、」
…は、?
耳に入ったのは、聞いたことのないりつの声だった。
なんか…子供、みたいな。
「ひとりに、せんでよぉ…」
「ぇ、いやまぁいいんやけどさ…」
そう言いながら、ベッドの横にしゃがみ込む。
それにしても、やっぱりなんか子供みたい。
風邪引いたり、風邪引いたりすることはあったけど、こんなことになったのは
今日が初めて。
まぁかといって、別に病院がどうとかそうはならんけどな…
「…ゆう、」
「ん~?何ぃ」
「てぇつないで、?」
ふわふわした話し方とうるうるした目に、思わず息を呑んでしまった。
かわ…かわいい!!!!!!
本当は今すぐにでも叫びたい。俺の恋人が可愛すぎるって叫びたい。
でも流石に近所迷惑だし、りつにも変なやつだと思われたくないからやめておく。
「ん…いいよ、」
俺がりつの細い手をぎゅ、と握ったのと同時に、その手がりつの方にぐっと
引き寄せられる。
病人の力ではない。絶対に。
そのままされるがまま、唇に暖かい感触が触れる。
「…っ、!?//」
「……ふっ、なんその顔」
吹き出すりつに、一回弱めのビンタを食らわせといた。
少し回復したのか、はたまた最初から嘘だったのか。
どちらかと言えば前者だと思う。
だってりつは、嘘であんな苦しそうに出来ないはずだから。
それに、りつは意地悪だけど…俺の心を弄ぶような人じゃない。
…いや、意地悪な時点で弄んでるのか…?まぁいいや。
とりあえず今日一日はゆっくり休んで、俺達は次の日ちゃんと買い物に行った。
そこで俺が熱中症になったのは、また別のお話。
最高っすね