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❤️ スキャンダル
最近彼女舘が書けない 。
だからBLになっても彼女なのに彼氏みたいになる 。
それか口調迷子になる 。
でもBL舘様攻めは地雷なんです 。 ←
結構長いかも
あたまが 、 ぐるぐるする 。
嘘だって 、 嘘だって信じたくて 、 でもそんなこと簡単にできなくて 。
きっと違う 。 そんなわけない 。
そう思いたくて 、 でも 、 思えなかった 。
ふと開いたスマホにうつしだされた文字 。
絶対にないと思ってたその内容 。
[ SnowMan宮舘涼太 、 人気女優と腕組み歩く姿? ]
その文字と共にあったのは 、 後ろ姿の女優さんと 、 涼太くんだった 。
まちがいは 、 なかった 。
紛れもなく涼太くんで 、 腕を組んでいる 。
信じたくない 。 涼太くんを信じたいのに 。
体は震えて 、 寒気がした 。
もうなにもしたくなくて 、 目を背けていたくて 。
ぼうっとスマホを見つめていると 、 急に着信が鳴る 。
そこには 、 『 涼太くん 』 の文字 。
びっくりして 、 どうしたら良いかわからなくて 。
話せるわけなんかなくて 、 慌てて電話を切る 。
「 … っ 、 」
とたん 、 部屋は静かになった 。
その静けさが今は怖い 。
仕事をする気にもならず 、 明日は欠席することにした 。
苦しい 。
どうして ?
涼太くんに限って 、 そんなわけ 。
それでも 、 相変わらず真っ黒で汚いドロドロとした気持ちは私を支配する 。
(ピンポーンッ、ピンポーン
思わずびくっと体をこわばらせ 、 画面を覗き込んだ 。
そこには 、 今にも泣きそうな 、 苦しそうな涼太くんがうつっていた 。
なんで ? どうして ?
「 … ぁ 、 」
驚きで 、 声は掠れる 。
宮舘『 あかり 、 開けてくれる 、 ? 』
「 … か 、 帰って 、 っ 」
声がうわずって 、 思わず帰ってなんて口走る 。
宮舘『 絶対帰らない 』
宮舘『 俺は 、 あかりが入れてくれるまで帰らないよ 』
そうキッパリと告げる涼太くん 。
彼は芸能人 。 バレたらやばい 。
そんな思考が勝ってしまい 、 恐る恐るドアを開けた 。
その瞬間 、 視界は真っ黒になった 。
「 ぇ 」
宮舘「 ごめん 、 あかりごめん 、 」
それが涼太くんの上着だと気付いた時 、 強く抱きしめられた 。
「 … りょぉた 、 くん 」
宮舘「 本当にごめん 、 あかり 」
「 … 」
宮舘「 話したい 、 あかりと 」
宮舘「 家 、 お邪魔させてもらってもいい ? 」
「 … どーぞ 、 」
「 … えっと 、 お茶とか … 」
そうキッチンに行こうとしたわたしの手を 、 涼太くんは掴んだ 。
宮舘「 お茶とかはいらないから 、 ちゃんと話させて 」
「 … はぃ 」
そう言われたら何も言えず 、 言われるがまま自分の席に座った 。
宮舘「 不安にさせて本当にごめん 」
「 … ゃ 、 … べつに 、 」
宮舘「 そういう遠慮とかなし 」
宮舘「 説明させてくれる ? 」
「 … うん 、 」
「 … むりやり … ? 」
宮舘「 うん 、 信じてもらえないかもしれないんだけど 、 」
「 … 」
宮舘「 他にもまわりに共演者の方たくさんいたんだけど 」
宮舘「 俺に絡んできて 、 すぐ振り解いたんだけど 」
宮舘「 その一瞬撮られちゃったみたいで 」
「 … ほんと 、 ? 」
宮舘「 うん 」
宮舘「 打ち上げで飲んでたし 、 わざととかではないって 」
宮舘「 お互いの事務所からもうすぐお知らせ出すから 」
「 … うん 」
宮舘「 ごめんね 、 ? 」
涼太くんは 、 申し訳なさそうにわたしを覗き込んだ 。
その顔に 、 嘘は感じられなかった 。
「 … うん 」
宮舘「 連絡しても出なくて 、 家来ちゃった 」
「 … 」
宮舘「 ごめん 、 心配させて 」
「 … ほんとだよ 、 涼太くんのばか 」
宮舘「 … ごめんね 、 笑 」
涼太くんはそう苦笑し 、 両手を広げた 。
わたしは 、 その胸の中に飛び込み 、 思いっきり抱きついた 。
宮舘「 うわっ 、 笑 」
「 ぅ 〜 、 涼太くんのばかぁ … 」
宮舘「 ごめんね 笑 」
涼太くんはわたしを受け止め 、 笑いながら頭を撫でてくれた 。
「 もういーよ 」
宮舘「 ん 、 ありがと 」
宮舘「 お詫びに今日はあかりを甘やかすね 」
宮舘「 今日泊まって良い ? 」
「 … ん 、 」
宮舘「 ふふ 、 姫変なこと考えてない ? 」
「 か 、 考えてないし 」
宮舘「 かわいいね姫 」
涼太くんはそう微笑んでわたしを膝の上に座らせる 。
宮舘「 いっぱい甘やかすから 、 覚悟してね ? 」
終わり方ってわからない 。