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文豪
神取阿万音
初投稿ですわー
よろしくですー
1.自然主義文学について
文豪、と聞くと太宰治だとか、芥川龍之介だとか、夏目漱石だとか、他にも有名な方は多数いますが、今回は自然主義文学に焦点を当てて話していきましょう。
自然主義文学、そう聞いて何を思い浮かべますか?日本の代表的なものを言うと島崎藤村だとか、田山花袋ですよね。他にもマイナーな方で徳田秋声とか、正宗白鳥とか。あとは記事によって異なりますが、国木田独歩とか。
以上の5名を知っていましたでしょうか。中でも有名な方を上げたはずですが、正直、この中から1.2名ほど知っていたら嬉しいです。私が文豪について勉強する以前は島崎藤村しか知らなかったです。
始めに、文豪と聞くと暗いイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。自然主義文学はそのイメージを文壇に持ってきた人達なのです。そもそも、自然主義文学というのが、何か分からないという人は多いのではないでしょうか。説明するのも難しいです。簡単にいうと、日常であったことをありのままの形で文章にするという方々です。簡単だなと思いますよね。ですが、意外と難しいことなのです。
例えば、田山花袋の作品に『蒲団』というものがあります、その作品では、妻のいる作家の竹中時雄が弟子である横山芳子への師弟関係を超えた想いと欲を、書いた小説です。有名なのは芳子に恋人ができたことを知り、彼女が使っていた蒲団の匂いを嗅ぐというラストでしょうか。このラストは読んだことがない人でも聞いたことがあるでしょう。今なら、捕まりそうですよね。それが自然主義文学です。
田山花袋の『蒲団』のあらすじを知って、読者の皆様はこのような文章が書けるでしょうか?私だったら失恋したところで物語が終わってしまいそうです。初めて読んだ時は私もキッショ!と思いました。今読んでみたら優しい方ですよね。
自然主義文学とは主観を極力排し、近代人の苦悩や内面を「現実暴露」的に描こうとしました。
後半に行けば行くほど読みづらくて、適当だねー。
多分、続きあげるわ