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異変調査隊 第4話 検索 前編
暗くなったリビングの壁に、光を放つ大きな板がある。モニターだ。
そんなモニターを眺めながら、ソファに座っている影が4人。
異変調査隊のメンバーだ。
そのモニターの中央には、
**検索~~するな~~してね**
そう黒い文字で書かれている。
「ネットの異変か…。ダルいな」>
<「【光】都市伝説みたいでいいじゃないですか!」
全っ然良くない。怖いやん…。
でも、私より怖がっている人が1人…。
お察しの通り想時だ。
「とりあえず、調査始めるぞ」>
ネットの異変は、こちらに危害はないので、なんかホラー映画鑑賞するときの気分だ。
私は操作リモコンを手に、その文字の真ん中をクリックした。
すると、間違い探しが出てきた。
その間違い探しのイラストの間に、可愛らしい猫人間が映っている。
猫人間は、鎖で体を繋がれていて、いかにも人質という感じだった。
「何に使うんだ?」>
私はそう思いながらも、間違い探しの間違いをクリックした。
すると、猫人間を繋いでいた鎖の1つが外れた。
<「【エリス】助けろってことじゃない?」
エリスもリモコンで間違いをクリックする。でも、少しズレてしまった。
すると、猫人間のいる空間に、猫人間の膝より少し下まで、水が入ってきた。
<「【想時】正解すれば解放。間違えれば、水責めになって溺死。そういうことだな」
「なるほど」>
とはいえ、この間違い探しはかなり難しい。
あと2回間違えれば溺死させてしまう。
どうしようか