公開中
「紅いナイフと悲涙の少年」第一話『もう1人の僕』
オリキャラ・キャラ崩壊⚠️
⛄️side
---
--- 自宅 寝室 7:15AM ---
⛄️「…はぁ、、」
最近身体が重い
変な夢ばっか見るし…
変なことも起き始めていた
⛄️「…またや、、」
スマホに映る日付を見て呟く
水曜日、
⛄️「…昨日は、、月曜やったのになぁ…」
起きると、昨日の記憶がないことが多々ある
朝から晩までの記憶が一切ないなんて事ありえない、
そう思って病院に行こうとしたが、行こうとするたびに体調を崩してなかなか行けなかった
⛄️「…仕事行くか、」
僕は渋々身体を起こし、午後からの仕事に備えて準備を始めた
---
--- ドズル社 オフィス 12:10AM ---
⛄️「おはようございまーす…」
🐷「おお!おはよう!…っていうか昼だけどなw」
MENに笑われつつも自分の席に座る
⛄️「?」
自分の使っているパソコンのモニターにメモが貼られている
そこには、荒々しい字で
「いい加減早く気づけ」
そう書かれていた
MEN?いや…こんな口調じゃないし…
首を傾げながら考える
🍌「あ、、2人とも…ドズルさんとぼんさんから連絡来てない?」
いつの間にか後ろにいたおんりーが、不安そうな顔で聞いてきた
🐷「いや、来てないけど…なんかあった?」
🍌「1週間前から連絡つかなくて…」
スマホを指差しながら言うおんりー、
⛄️「でも、あの2人って今海外出張でしょ?」
そう、ドズルさんとぼんさんは今仕事の都合でアメリカに行っている
🍌「予定では五日間だからもう帰ってきてるはずなんだよ、、」
🐷「え、、じゃあ…行方不明ってこと、?」
スマホを失くしたとしても、2人同時に失くすなんてそうそうない
それに失くしても公衆電話とかで連絡できるだろうし…
⛄️「警察、?」
🍌「…それも、視野に入れておこう。」
🐷「コメントも2人の心配の声でいっぱいなんだよ、」
モニターを見ながら呟くMEN、
その画面をおんりーと一緒に覗く
---
--- ドズル社 動画コメント欄 ---
@onris99 18時間前
「2人はいつ帰ってくるんですか?」
@dzllove 17時間前
「最近後輩組しか出てない…体調不良かな…」
@tntbakuhaneki 4時間前
「え、昨日も3人だけってまじ?」
@nekomaru 9時間前
「不安すぎて眠れないです😭」
@ittan8pon 2時間前
「ドズぼんいないだけでこんな寂しいんだな…」
@my5_0522 14時間前
「今日はいるだろ!って思ったらいなかった、何も報告ないの怖い」
---
--- ドズル社 オフィス 12:30 ---
動画の感想よりも2人を心配する声の方が多かった
🐷「やっぱドズぼんってすげえんだな…」
心の声が漏れたかのように言うMENに共感する
やっぱり僕らだけじゃ力不足なんだな…
🍌「早く…帰ってきてくださいよ、、」
⛄️「…、」
少し考えながら、あのメモを見る
「いい加減早く気づけ」、
これが2人のことを指していたら、?
僕は少し怖くなって考えるのをやめた
---
--- 自宅 寝室 22:50 ---
⛄️「はぁ…」
配信もない日は暇なような、そうじゃないような…
⛄️「「いい加減早く気づけ」か…」
⛄️「僕が気づいてどうするんだっての…」
自分で自分にツッコミをしてみるが、ただ恥ずかしくなっただけだった
⛄️「にしても今日は眠いな…」
そんなことを考えながらベッドにダイブすると
僕はいつの間にか睡魔に耐えきれなくなっていた
---
--- ???? ---
⛄️「ん…」
目が覚めると、真っ暗な空間にいた
⛄️「…またこの夢、?」
この夢を見るのももう何回目だろう、
⛄️「どうせただ歩くだけだしな…」
そう言いながら足を踏み出したその時、
__「`あっはははははっ!!!`」__
どこからか声がした
⛄️「えっ、!?」
声がするなんて初めてで思わず驚いてしまう
それにこの声…
⛄️「…僕の、、声、、?」
嫌な予感がした僕は声の方へと走った
---
--- 謎の地下室 ???AM ---
⛄️「何ここ…」
声のした方へ走ると、そこは地下室のような場所だった
それに、、
⛄️「ここ…僕の家の地下室と似てる…?」
ドアの位置や柱の位置、
全部僕の家の地下室に似ている
⛄️「なんなんや…この夢…っ、」
そう言いながらキョロキョロしていた
?「`どーこ見てんだよ`」
不意に肩に手を置かれた
驚いて、思わず振り返った
⛄️「…え、っ?」
掠れた声しか出せなかった
そこには、もう1人の僕がいたから
⛄️?「`やっとここに来てくれたな、気づくのが遅いもんだ全く…`」
その言葉を聞いて分かった
こいつは俺のモニターにあのメモを貼った張本人だ
⛄️「…なんや、お前…誰や、、」
⛄️?「`誰って、、見て分かるだろ?`」
奴は呆れたように笑う
少しイラついてしまった
⛄️?「`…僕は君だ。そして、君は僕だ。`」
何を言っているのか正直理解できなかった
⛄️?「`簡単なことさ、僕はもう1人のお前。第二人格だと思ってくれていい`」
⛄️「大体分かったけど…その第二人格さんが何の用だよ…っ!」
そう聞くと、彼は笑った
⛄️?「`僕には目標がある`」
⛄️?「`…ドズル社を皆殺しにする目標がな、`」
⛄️「…っ!?」
殺気をびりびりと痛いくらいに感じる
⛄️?「`時間が掛かったが、、ようやくお前を乗っ取れる…`」
乗っ取れる…?
⛄️「何、言って…っ、」
言い切る前にそいつは俺の首に何かを刺した
⛄️「あ''あ''あ''あ''あああああああああああああああっっっっ!?!?!?」
今までにないくらい猛烈な痛みに、僕は喉が潰れるほど叫んだ
⛄️?「`お前は何度も気づくタイミングがあった。`」
⛄️?「`だが、そのタイミングを全て見過ごしたのは誰でもないお前のせいだ`」
⛄️?「`…地獄で後悔しな、`」
ニヤリと笑うと奴は煙のようになり、僕の身体に入ってきた
⛄️「やめ…っ、ろ、、、いやっ……だ、、、っ」
⛄️「ぐっ…、、ぁ、、っ」
必死に抵抗するが効果は無い
🔪「`俺の名前はマーダー。覚えておけよな…`」
奴の名前を最後に、僕の意識は途絶えた
---
--- 自宅 寝室 6:20AM ---
⛄️「…」
部屋を呆然と眺める
…成功したみたいだな、
さてと、
⛄️?「`…行くか、殺しに`」
おつなーこ!!