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友達オタクの後宮妃①雨宿りの妃
「梨沙ああー!」
「桐葉」
「梨沙不足で死ぬ」
「死なないで!?生きて!?」
私ーー、桐葉は、いわゆる**オタク**だ。
だってね?梨沙って頭も良くて、顔も綺麗で、優しいんだよ?皇帝さまの皇后になったっておかしく無いほどだよ?
「皇后って言えば」
皇帝さまは、誰でも一人だけ好きに妃を選べるらしいよ、と梨沙は言った。頭良過ぎ。サイコー。
「じゃあ梨沙が皇后になりなよ」
「えぇ?無理よ、私には…」
梨沙が皇后にならんのなら、誰が皇后になるのだね?
「…うん、分かった」
「え?」
梨沙が困惑する。
「私、都まで梨沙の魅力を広めに行ってくる!」
「………」
…梨沙。何で黙ってるの?私は当然のことをしようとしたまでだよ?
「べ、別に行かなくていいわよ。|ここ《藤崎》から都は遠いわ」
「いえいえ、梨沙のためならば」
1日もかからない。
グッドサインをして桐葉は笑顔を作った。
「桐葉ぁ…」
恥ずかしいからやめてー、と梨沙は顔を赤くした。
…またまたぁ、自分の魅力がすごいからって恥ずかしそうにしないでよ。でも、そんな顔も可愛いだ!
ちなみに、なんで桐葉が「きもい」とか非難されたりしないかと言うと、もう藤崎の人が桐葉を分かりきっているからだ。