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7話 切ない協力、切ない気持ち
まえがき
こんにちは!coco☆bayです😊
今回こそはいますよ、トバさん。そして話もトバ目線。
小園健太と戸柱恭孝の一騎打ち?です。
ひゃあ〜〜〜〜〜〜〜!!!
遠征先のホテルの一室。
俺は、小園と同じ部屋だった。
「なぁ、小園」
「ん、どうしたんですか?」
「小園って颯と仲いいよな」
「…はい、そうっすけど」
「なんか最近、颯が俺のこと避けてる気がして」
小園の表情が一瞬、曇った気がした。
「……何か知ってる?」
「………颯側の問題じゃない?おれは何も知らないっす」
「そか。ありがとな」
颯側の問題、か。俺がなんかしちゃったとかだろうな。
「…戸柱さん、アイス選びに行ったらどうすか?」
「おう。じゃあ行ってこようかな。小園も一緒に行くか?」
「いや、大丈夫ですよ。」
「そうか。じゃ、行ってくるわぁ」
俺はそのまま、部屋を出た。
アイスを選びに行くと、そこには颯もいた。
「あ、トバさん………」
「おー、颯。風呂上がりか?」
「はい。トバさんもですか?」
「まぁ、そうだな。小園に勧められて来てみた」
「…健太、平気ですか?」
「何がだよ」
俺は思わず笑ってしまった。それを見てから、颯は答えた。
「いや、あいつ口悪いんで。愚痴とか言ってないかって」
「……大丈夫そうだぞ?普通に静か。俺とあんま仲良くないから、ちょっと気まずいのかもな」
「そうですか。よかったです」
「颯に会えなくてさみしいのかもな。小園、お前の事好きだったりして」
俺は冗談で言った。颯も笑った。
―――――颯の笑顔が少しぎこちない気がしたのは、気のせいだろうか。
「…そんなわけないでしょ」
「冗談冗談。そんじゃーな」
俺は颯に別れを告げ、部屋に戻っていった。
「⋯⋯そんなわけも、あるんですけど」
―――――颯が、誰の思いも寄らない独り言を呟いたのも知らずに。
あとがき
どうなりますかねぇ………
何も知らない戸柱が、喜ばしくも切ない………!
なんていうのは、個人の見解です(笑)
今回も、最後まで読んでくださり、ありがとうございました😊