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来年もこの景色を.
冬弥視点 騎士×向日葵
最初から最後まで平和です
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「騎士様!コッチです!」>
手を振りながら、オレンジの髪の彼は先を走っている
<「アキト、少し待ってくれ、!」
「騎士様が遅いんですよ!」>
久々に休暇が取れ、
今は目の前の彼…アキトと少し遠い野原にあるという花畑に向かっている
<「、、追いついた、っ 急に走らないでくれ、」
「だって、騎士様と久しぶりにお出掛けできるのが嬉しくて…つい……」>
<「そういうことなら…だが、少しは配慮をしてくれ」
「う゛……ハーイ」>
俺だって会うのを楽しみにしていたから
アキトを強く𠮟れない、
「午後から出かけよう」と言われた時は流石に驚いたが、
「着きましたよ、花畑」>
<「、本当だ…こんな場所があったとは……」
色とりどりの花が咲いている…
「アッチに座るとこあるんで行きましょう」>
<「嗚呼、今行く」
後ろから見ても分かるほどとても上機嫌に歩いているな、
「騎士様、隣どうぞ」>
<「…では、失礼する」
「今の季節、この辺りは夏の花が咲いてるんです」>
「この青色のハナビに似た花がアガパンサスで、こっちのホシに似た花がキキョウなんですよ!」>
<「、詳しいんだな」
「まぁ、伊達に花屋やってるわけじゃないんで、!」>
近くの花を摘み取り、
手元で何かを作りながら貴方はそう答える
<「アキトの店、そこそこ繫盛しているのだろう?」
<「大変じゃないか、?」
「んー、大変っちゃ大変ですけど、楽しみなこと考えてれば平気ですね」>
<「例えば…?」
「例えば……、パンケーキを食べることとか、騎士様に会うこと、とか?」>
悪戯に笑っている、、
俺がどのような反応をするのか見たいのか
<「…考えてしまうくらい俺のことが好きなのか」
「は、?! イヤ、まー、そう ですけど…」>
<「否定しないんだな、」
「…騎士様への気持ちにウソつくことになりますから」>
<「そうか、俺もアキトの事が好きだぞ?」
「サラッと恥ずいこと言わないでください、//」>
<「ふふ、ついからかいたくなってしまってな」
「別にいいですけど、//」>
アキト、下を向いてしまった
照れ隠しなのだろうか
「…、コッチ向いてみてください」>
<「何だ? って、わ、!」
<「これは…花冠か?」
俺の頭には色とりどりの花で作られた花冠が乗っていた
「はい!やっぱ青色似合いますね、♪」>
<「俺の為に……」
「あ、お礼を言うのは後にしてください まだ連れて行きたい所あるんで」>
<「連れて行きたい所?」
「あの丘の上にあります!」>
「時間も丁度良さそうですし、向かいましょう!」>
<「ぁ、分かった」
「そうだ、」>
「騎士様、お手をどうぞ? 今度は置いていきません」>
<「では、お言葉に甘えて」
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丘の上に着くまで、彼と他愛のない話をしているうちに
だんだんと日が落ちてきて、辺りはオレンジに染められていた
「…着きましたよ」>
<「此処は……向日葵畑、?」
「、少し前にたまたま見つけて、 だから、この場所はオレしか知りません」>
「夕方のこの時間が一番好きなんです、 綺麗ですよね!」>
黄色の向日葵が一面に咲き誇っている
夕陽に照らされていて…まるで……
<「アキトみたいだ、」
「は……へ、?」>
「それって、どうゆう、、」>
<「いつも光に照らされていて、満面の笑みが向日葵のようで、」
<「この景色の様にとても美しい アキトみたいだろう?」
「……トウヤって、いつもズリぃ」>
<「名前で呼ぶなんてんて珍しいな?」
「別に、ココなら二人きりだし、人の目気にしなくていいだろ」>
<「、そうだな」
今日が終わるのが惜しいのか、
彼は何処か寂しげな表情をしていた
<「…アキト、」
名前を呼び、彼が振り返った時
歩み寄って彼にそっと口付けをする
「……/// 急に、何すんだよ //」>
<「今日のお礼だ、♪」
<「今は人の目を気にしなくてよいのだろう?」
「ビックリするから、せめて一言教えろ、、!」>
「ありがとな、」>
<「良いんだ、今日は貰ってばかりだったから」
少しこの景色を眺めていると、
彼がゆっくりと口を開いた
「、次の休みっていつだ?」>
「またしばらく会えないのか?」>
<「…そうかもしれない、」
「来年も、トウヤとこの景色見れるよな」>
<「嗚呼、きっと見れる」
<「来年は長期休暇を取るつもりだ、その時また、二人で見に来よう」
「長期休暇、、ってことは、来年、トウヤと色んな景色見に行けるか、?」>
<「そうだな、そうしたらこの場所だけじゃなく色々な所へ行こう」
「、! トウヤ言ったな?絶対だからな?」>
<「分かっている、」
良かった、
アキト、笑顔になったな
「…ん、暗くなってきたか?」>
「そろそろ帰ろうぜ」>
<「夜になったら危ない、街まで送って行こう」
「家までついてきてくんねーの、?」>
<「我儘か?」
「イヤ、別に、、」>
<「なら、街までで良いな」
「や、やっぱさっきのウソ、!」>
<「ふふ、冗談だ しっかり家まで送っていく」
「んだよ、もー…」>
「ほら、手」>
「夜はアブナイんだろ? ちゃんと守ってくれよ、騎士様♪」>
<「言われなくとも、」
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はい!いかがだったでしょうか!!
口調とか気を付けてたら余裕で三日かかりましたね
向日葵関わるものは全て純愛です 異論はもちろん認めます
一応花言葉載せておきますね
アガパンサス…… `誠実な愛、愛しい人`、知的な装い、恋の訪れ
キキョウ…… `永遠の愛、変わらぬ心、誠実`、清楚
向日葵…… 【黄色】あなただけを見つめる、【白色】程よき恋愛
上二つは色の付いてる花言葉がしっくりきたので今回登場させています
更新は遅いですけど次回作がんばって作ります!
それでは、また巡り合う日まで_
《おわり》