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独り言3
みゃあ
チュンチュンチュン......
今日も日差しが眩しく昨日と同じ光景だ、しかし鳥の鳴き声が少しだけ、ほんの少しだけ...
弱っているように感じた
「...おはよう、私.........はぁ、学校行きたくないなぁ......でも、行かなきゃ多分もっとやばくないりそう......」
昨日と同じように私に挨拶をするそして
行かなきゃと思った私はとりあえず洗面所へと歩き始めた時...
グゥゥゥゥ...
腹の音が鳴り、ハッとする
「ぁ......お腹、空いたなぁ...そういえば夜ご飯食べてないや......朝ご飯もないだろうし給食、食べるしかないかぁ......」
〜洗面所
バシャバシャバシャッ...
水を顔に浴び、昨日の出来事を思い出す
「......また、あーいう事されるだろうな...
......いつまで、続くんだろう」
気分が落ち込み、暗くなり......ランドセルをかるって学校へ向かう
〜通学路
ドスッッ...
恐らく私の頭へ投げられた、中くらいの大きさの石がランドセルに当たる
幸い距離的に頭には届かなかったようだ
瑠々愛「あ!御姫様じゃーん!笑」
と近ずいてくる彼女は私の耳元でこう囁く
瑠々愛「今日来なかったら殺しちゃってたかも〜笑♡
まぁ、お前キモいし早く死んでくれた方がいいんだけど」
「ぁ.....」
私は肩をビクつかせながら絶望する
瑠々愛「......ッチ、ちっせぇ声、本当にお前は私の機嫌を逆撫でしてくれるね...?
今日覚悟しろよドブス女」
私は彼女がさったのを確認し、ホッとため息を漏らしながら教室へと向かって行く
〜教室
クラスメイト「おい!御姫様(笑)来たぞ!」
クラスメイト「いくよー!!!せーの!」
* * バシャァァァァァアン* *
私は理解が出来ぬまま、バケツ1杯分の水を頭から被せられる、教室もびちゃびちゃで廊下まで濡れている
「......ぁ」
ポタ...ポタ...と水滴が落ちながらびしょ濡れの私に爆笑するクラス中...
意味が分からなかった
運良く担任が来て、流石にこれは見過ごせないだろうと思ったが、やっぱりそんな希望は抱いても無駄だった
担任「影沢ーどうしたんだー?」
と毎日起きている事のように、適当に棒読みで発言をする、すると
瑠々愛「あーっ!御姫様はー廊下を綺麗にしようとして、ドジ踏んで転けちゃったみたいです〜❤︎」
「ぇ......ちが...」
と私はしつこく光を諦めなかったが、簡単に光は闇へと吸い込まれて行ってしまった
彼女は小さく言う
瑠々愛「いいからお前は黙ってろよ、今日放課後...トイレの1番近くの個室で待ってろ」
「ッ...........」
私はそう言葉をかけられ、黙り尽くす
担任「そうかぁー影沢、お前一滴も残さず全部吹いとけよー笑」
またしてもクラス中が爆笑してしまう
この世は希望はあっても打ち砕かれ
担任も、大人も誰も頼れない...そう悟った
〜1時間目が終わり
今日はずっと廊下と教室を拭いていた
理科なら良かったが
生憎、いじめを知っていても問題にしたくないため黙っていて、しかも一緒に面白がっている算数の先生だった
今日も本当にツイていない、果たして私にツイてる日は本当にあるのだろか?
〜給食
朝はあんなにも腹が空いていたのに食欲がわかない...息苦しいからだろうか?
「ゔぇ......」
皆の視線が気になり、吐き気を催してしまう
〜昼休み
瑠々愛「あっれ〜?まだ食べてんの〜?笑
出された物はお姫様は全部食べるんだよ〜?ほら、食えよ」
と言った彼女は無理矢理私の口に詰め込む
「ぅえ......ゔ...ゃ......め"...」モゴモゴ
バッッ
「ッん"..........」
瑠々愛「食事中に喋んなよ〜!汚ぇから、さっさと食い終わってくんない?それともまた腹パンくらいたい?」
「......ッ」
食欲も無いのに急いで自分で無理矢理口に含み、飲み込んでいく
瑠々愛「..まぁいいや...これからもっと─」
* * キーンコーンカーンコーン* *
昼休み終了の鐘が鳴り、5時間目の授業に取り掛かる
〜放課後女子トイレ
放課後になり、呼び出された為女子トイレの個室で座って待つことにした
「...........」
遅いけど、それはそれでいいのかなと思いながら待機をする
〜17時
彼女はまだ来ない...恐らくはめられたのだろう、大きくため息をつき帰路につく
〜帰り道
「...はぁ、変に待ったな...でも、なにかされるよりかマシなのかも」
そう呟きながら家へと向かう
〜家
「ただいま...よかった、お店開いてたんだ......」
安堵した私は自分の部屋へ行き、昨日作った傷を探し、確認する
「.......ぁ、かさぶたになってる
私、まだ存在できてるんだ...
にしても、昨日の傷、どこのか分からなくなってきたなぁ...」
そう思いながら私は今日も傷を増やす、明日も明後日も...恐らくずっと増やし続けるだろう...
「ふわぁ......」
今日はお母さんが居ないからなのか
少しだけ、寝付けが良さそうだ
夢を見た
夢の中では飼っている鳥がいた
その鳥はいつも朝に鳴く鳥だ
私はその鳥をすごく可愛がっていた
でもある日
その鳥は居なくなってしまった