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ふぁんがくデスゲーム 第七話
日柿【猫猫コンビの親】
僕はあの後、殺人衝動を抑えながら、
部屋に戻った。
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深夜、僕は目が覚めていた。
秘鐘くんを、殺そう。
そんな決意を持って僕は
秘鐘くんの部屋に向かった。
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部屋に物音を立てずに入り、扉を閉じる。
そして、自分に支給された武器の
刃渡りの短いナイフを手に取り
寝ている秘鐘くんの胸に突き刺し、
血が噴き出す。すると、
秘鐘くんが目覚めたみたいで、
「ふふ…、やっぱり…、お前かぁ…、」
なんで、刺されて笑ってるの?
それが、わからない。
「…俺さ、お前のこと好きだよ。」
「…なんで、今も冗談言ってるの?」
「ふふ、本当に、好きだから、だよ…」
本当?じゃあ、僕は、?
…………。
「お前は、好きに生きて…ろ、
俺は…。ずっと待ってるか、ら…__ෆ__。」
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僕は、自分の手で想い人…秘鐘くんを殺した。
だから、皆と、一緒に
《《`最高の`》》《《グランドフィナーレ》》を。
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**視点【じむいんさん】**
久々の司令、否が応でもテンションが上がる。
エメラレス様。
病んでしまって、今はこんなふうだけど。
いつか、絶対に戻ってくれるから。
私の大好きなエメラレス様に。