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『 』
『Raw』
生きていても実感が湧かない
周りの人間も嫌いだ
気づいたら鏡の前にいて
白い息が空気を伝って
虚ろに消えてく
雲の隙間に見えていた月が
消えた
ねぇ、 なんで なんで
なんでこうなるの?
私ちゃんとやっていたよね
だから、 なんで なんで
なんでそんなこと言うの?
やめてっていつも言ってるじゃん
そして記憶が劣化していくの
死にたいとかいっそどうでもよくて
周りの人間も鬱陶しい
所詮偽り 偽って生きる
蓮華の花弁を手に取って
虚ろに眺める
もう全部、嫌になった
ねぇ、 なんで なんで
なんでこうなるの?
私死にたくなってさ
なのに、 なんで なんで
なんで拘るの?
死にたいって言ってるじゃん
そして私は浮遊するの
当たり前が吐き出せない
何かを好きになることができない
劣化した記憶も、浮遊している自分も
もう全部消えて
消えて
私はーー
ねぇ、 なんで なんで
なんでこうなるの?
私は生きているさ
だから、 なんで なんで
なんでって言葉
捻くれていた時期によく口にした
そして私は生きているの