公開中
小説の書き方
最近、ファンレターや応援コメで「小説がすごい」「上手い」「どうやって書いてるんですか?」
みたいなのが届くことが何度かあったので、ここで一挙説明したいと思います!
※あくまでこれは輝夜一人の意見であり、他の人がどう思っているかは不明です。
その1 文章力
これはキホンの『キ』ですね。
小説とは文章の上に成り立つエンターテイメントであり、下手な文章は読む気になりませんよね? ね?
そこで、奇麗で美しく、beautifulな文章の書きたを伝授します。
①
自分自身、一人称の文章しか書かない身なので、三人称は計り知れますが、最初は兎に角、動詞です。
動詞とは、「する」「ある」「学ぶ」「書く」など、中学生風に言えば用言の一種になります。
動詞一種類では味気ない文章になってしまいます。
例として「俺はゴールまで走った」という文章を使いましょう。
「走った」というのは過去形で、走り切った後の状態となります。
しかし、「走った」という単語一つでは味気ない。
そこで、動詞にスパイスを加えるのです!
例えば、ゴールテープが張られていると前述しているのであれば、「ゴールテープを切り……」という形になり、動詞が単調ではなくなります。
疾走感や走った感を出すならば、「走りきる」。
草原や広い場所を爽やかに走るのであれば、「駆ける」など「走る」という動詞一つをとっても表現は様々です。
「美味しいチーズケーキを食べる」という主語が伏せてある現在形であっても同じです。
「食べる」という行為そのものはありきたりで、これ以上説明のしようがないとも思えますが、ノンノンノン。
「頬張る」「味わう」「堪能する」などの動詞変化が考えられます。
②
音。というのを考える事……あんま無いですよね。分かります。
リズムなら考える人もいるんじゃないんでしょうか?
J-popであろうと、K-popであろうと、ボカロであろうと、ダンスであろうと、俳句であろうと、短歌であろうと、リズムは必須です(ラップなんかリズム命の物じゃないか!)。
「様々な色の色とりどりで鮮やかで、煌びやかな蝶たち」。この文章、一見すると修飾語も豊富で、列挙があり、その美しさが良く伝わる表現がされています。
が、リズムはイマイチです。
これはもう感覚論の世界なんですが、なんかムズムズしません? しない人は分かんないかもですけども……。
「で」が二回連弾で繰り返されるとちょっと違和感が残ります。
これは「で」に限った話ではなく、「は」や「の」などの助詞がその類に入ります。
修正するのであれば、「様々な色、色とりどり、そんな言葉が似あう、煌びやかで鮮やかな色の蝶たちが舞い遊んでいる」みたいにすればいいですね。
あと、小泉進次郎構文してるので、過度な列挙は控え、「色とりどり」と「様々な色」はどちらか一つにしましょう。
個人的には「色とりどり」の方が似合う気がしますね。
③
列挙。これは前項でも幾度か登場している単語ですよね。
そのまんま。並列に並べて、列をなして挙げる。それだけです。
「色とりどりの煌びやかで、鮮やかな色たちの蝶が舞い遊んでいる」という文章の場合、列挙は「色とりどり」、「煌びやか」、「鮮やか」の三つです。
似たような意味や感じを持つ単語を並べて挙げるだけです。
しかし、過度な列挙は見やすさを損ねたり、場合によっては小泉構文になるので止めておきましょう。
適度な列挙は経験とリズム感に任されます。
列挙の場合、説明したい事象にあう表現を扱うことが大切です。
蝶の美しさを表現し、光り輝いているように見せたい場合に、「煌びやか」や「鮮やか」を使っている上記の文章はいい文章ですねぇ(ニセ上彰)。
④
区切りについては、小学校や中学校の国語の時間にやった可能性もありますが、この「小鳥遊ゼミナール」にて再度”開設”……失礼、再度”解説”させていただきます。
戦闘中や、焦っている時、走っている時は文章を短く切り、その勢いを表現することが大切です。
「奴の剣が俺の鼻先数センチを通る」よりも、「空を薙いだ刃。その奴が放った刃は俺のギリギリを通り抜けた」のほうが、勢いが伝わります。
この場合、上記の文章の勢いの主軸は刃や剣となり、振り下ろす剣は先に来るし、速いため、文章を細かく切り、剣が自分の近くを通り、離れていくときは遅くなるので、文章の一文も長くしています。
逆にゆったりとした文章や、ゆっくりとした文章はあまり切らない方がおススメです。
「池のほとりには皇太子陛下がいる。佇んでいる。向こう岸より迫る姫君を待ちながら」よりも、「池のほとりに皇太子陛下が佇んでおられ、向こう岸より来る姫君をお待ちになっている」など、一文で表現できる限界を探るといいですよ。
今は倒置法を崩さないように、多少の無理をしましたが、基本はこんな感じです。
敬語を固くしたり、難しい表現を使ったりして、皇太子陛下の硬さや厳かさを損ねないように表現したりもしましたね。
⑤
シリアスと軽めの文章の使い分け。
ダークファンタジー(本領)と転生系軽めファンタジーでは単語の使い方を少し変えています。
軽めファンタジーで「魔物のおどろおどろしい奇声が怖い」と表現する部分は「魔物の呻き声や鳴き声が恐ろしい」と表現したり、
軽めファンタジーで「彼女はとてもうれしそう」の場合は「彼女の口に笑みが浮かんだ。きっと嬉しいのだろう」と書き換えたりしています。
ダークファンタジーは廃世界などを舞台にするため、人々からは事前と笑顔が薄れているみたいな感じなので、笑顔の描写は詳しくしたりしています。
軽めファンタジーの恐怖の描写は薄めに、でもあまりない怖さが伝わるように表現し、ダークファンタジーでは恐怖や恐ろしさの連続の為、どういう恐怖か、というのを説明しています。
あと、言葉には「重い言葉」と「軽い言葉」がありダークは「重い言葉」を、軽めは「軽い言葉」をよく使います。
軽めファンタジーは光を表すため、空白・余白を多くしたりもしています。
⑥
重い言葉と軽い言葉は、これもまたイメージの世界です。
重い言葉→「捕縛する」、「重厚な橋」
軽い言葉→「捕まえる」、「丈夫そうな橋」
重い言葉は漢字多めで、難しい言葉。軽い言葉は漢字少な目で簡単な動詞など。
それだけで重さが変わります。
その2 単語力
これは育てる以外の方法が見つからないですね。
本読んだり、辞書眺めたりするのもアリだし、グーグルで言いかえの検索かけるのもアリ。
その3 ストーリー
ストーリーは……俺、どうやって考えてるんだろ?
物語として思いついたらメモに書いて、絵や一瞬の情景が頭に浮かんだら忘れないように絵に起こして、そこから物語を広げさせる、みたいなことしてます。
軽いファンタジー書くときは、なろうとか見てインスピレーション受けて、他に誰も思いついていなさそうなを考えますね。
その4 世界観
世界観は物語の舞台となるため、硬く固めるに越したことは無いです。
大陸、現実を舞台に、世界法則や魔法要素など。
これが破綻したりする物語に一貫性が薄れ、読む気が薄れます。
この……くらいか?