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チ。地球の運動についてからどうぞ
りゃんりゃん
オクジー「…バデーニさん」
バデーニ「……っ」
オクジー「ヨレンタさん、迎えに行きましょうか」
バデーニ「…あぁ」
オクジー(バデーニさん、ヨレンタさんに死んでほしくなかったんですよね…)
バデーニ「オクジーくん」
オクジー「どうしました?」
バデーニ「彼女は、あれで正解なのか…?私は人の心の機微に疎い。ヨレンタさんの、あの決断は、果たして地動説にとって正解の決断なのか…」
オクジー「バデーニさんもそんな事悩むんですね」
バデーニ「人が真剣に相談している時に」
オクジー「すみません!でも…あの子、ドゥラカさん、でしたっけ?俺たちの想いをヨレンタさんが継いでくれた。ヨレンタさんの想いを、ドゥラカさんが継いでくれるんだと思います」
バデーニ「…そういうものか」
オクジー「ええ」
ヨレンタ「えっ!?…オクジーさん?バデーニさん?」
オクジー「もう、居たんですね」
バデーニ「ヨレンタさん」
ヨレンタ「二人、とも、ずっと、私…」
オクジー「ちょっ、抱きつっ!」
バデーニ「よよよヨレンタさん私たちにそんな事をされる資格は」
ヨレンタ「良いんです、もう。お二人に会えて、私はそれだけで…!!」
フベルト「友との再会は、良いものだな」
ラファウ「そうですねぇ…」
ドゥラカ「ここは…?」
シュミット「君も意外と早かったな」
ドゥラカ「シュミットさん…」
ラファウ「僕らは、みんな仲間だ。一つの時代に生まれた…仲間」
A「チドーセツ…かぁ…」
B「昔は天動説が一般的だったんだよな」
A「そうそう。ジョーシキって、根強いものだよねー。私も、今地球動いてまーす、って実感ないもん」
B「その証明のために、命をかけたやつらが居るんだもんなぁ」
A「凄いよね、ガリレオ、とかこぺるにくす?とかゆー人の他にも、沢山沢山、地球と星に命を賭けた人が居たんだよね…」
ラファウ「敵同士でも、仲間」
ノヴァク「一つの時代に生まれた、ただそれだけで」
オクジー「争って、争って、時に殺した」
バデーニ「常識を変えるのは困難だった」
ヨレンタ「犠牲があったとしても」
ドゥラカ「歩みを止めない人たちがいた」
シュミット「信仰を持ち、決して否定をしたいわけではない」
フベルト「なのに、争ってしまうのは何故だろう?」
A「私、哲学学んでみよーかなぁ」
B「急にどうした?」
A「なんか、頭がぐにゃあってなりそーだけど。自分のこととか考えるのって大事だと思う」
B「そーだな…。哲学、か」
Aと B再び!