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君の顔に憧れる
梨絵✎🍐
ある小学4年生のあすかという女の子がいた。
クラスの先生「学校の祭りで4年A組は劇をすることになりました。」
クラスの先生「なので今から役を決めて行きたいと思います。」
クラスの先生「ではまず、お姫様役をやりたい人は手を上げてください」
あすかは手を上げた。他にも10人くらいの女の子が手を挙げた。
クラスの先生「それでは、お姫様役はたくさんの人が手を挙げたので皆さんはセリフを練習してきてください。1週間後にオーディションを行います。」
あすか(合格出来るかなぁ…)
あすかはそれから毎日練習を放課後もしてだいぶ感情を込めて言えるようになった
〜1週間後〜
クラスの先生「それでは1人ずつ演技をしてください」
あすか(あすかは最後だ。)
みんなが演技をしていく
あすか(これなら行ける、みんな棒読みだったりとあまり上手くできていない)
クラスの先生「次はあすかさんです。」
あすか(きっとできる)
〜演技〜
あすか(ふぅ完璧だいつもより感情を込めて出来た。ほぼ合格は確定だ)
クラスの先生「それでは皆さん伏せてください1人に手を挙げてくださいね。」
…………………………………
クラスの先生「今回お姫様役になったのは…」
クラスの先生「ゆなさんです。」
クラスの先生「みんな拍手をしましょう。」
ぱちぱちぱちぱち
あすか(選ばれなかった…)
あすか(きっと自分は可愛くないからだ…私もゆなちゃんみたいに可愛かったらなぁ…)
その後の日から私は部屋に引きこもった。
そう、ずっと私は鏡を見て自分の顔を見ていた。
あすか「あぁ!!もう!なんで可愛くなんだ。お母さんは可愛いけどお父さんに似ちゃってつり目だし…」
あすか「ねぇお母さんなんでお母さんは可愛いの?」
お母さん「生まれつきかな」
あすか「良いなぁ」
お母さん「んふ笑あすかもあすからしくて可愛いわよ笑」
まだ鏡を見続けていた
なぜなら少しずつだけど可愛くなってきているからだ
あすか「なんで可愛くなっているんだろう…まぁいっか可愛いから…」
あすか「なんだかお母さんの顔な気がする…」
あすか「あれ私の元々の顔ってなんだっけ…」
お母さん「大丈夫ーあすかーみんな心配してるわよ」
私はドアを開けた
すぐにお母さんの顔を見た
あすか「ぇ」
あすかは息を飲んだ
なぜなら…
お母さん「あすかありがとう( ◜ᴗ◝ )」
お母さん「お母さんはあすかの顔になりたかったのよ。あすかが手伝ってくれたのよ」
お母さん「あすかありがとう」
あすか「う、ぅ」
お母さんとあすかの2人の願いが叶った。これは恐ろしいのでしょうか…
皆さんはこうなってみたいですか?笑