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このまわ 三話「しつこい」
はい。筆ノリノリパーティー。
あ、ラーメンは美味しかったです😁
〜前回のあらすじ(内容の展開が早すぎるから付けてみようか)〜
ピロスの情報屋・刃造の情報で、この世界における「魔属性」と「スキル」の存在を知った主人公。主人公の開花させた属性はなんとびっくり「無属性」魔法!驚いた刃造の手によってこのことは全世界に知れ渡ってしまい、早速派閥「ゾイド」のトップ、島名手蚕直々に勧誘をされることになってしまった・・・
それではどうぞ!
俺「・・・この世界を統一する?」
蚕「うん。とりあえずそこに座ろうか。」
親「また俺のわからない話が開幕しそうだ・・・」
そうして俺達は近くにあったベンチへと移動した。
俺「で?この世界を統一する、だっけか?」
蚕「そう。それが私がこの派閥を作った理由。やっぱりサルガとかフェケテとか、このスキルを使って色々と悪さをするやからが多いのが現状。だから・・・と言っては何だけどね。そもそもあいつらの派閥ができる前からゾイドは存在していたし。
親「なるほど・・・ここまではわかってきた。」
蚕「元々私の手でこの世界を統一して、何とかしてみんなで出る方法を探すために作った派閥だったんだけど・・・いつの間にか警察まがいのことをしていて・・・うちの派閥は言っちゃあ何だけど弱いんだよ。私もそこそこ強いほうだっていうのは自覚しているし、何より幹部・・・私の考えに賛成して協力してくれる幹部が強いからこの組織は攻撃もされずに生き残っているんだけど・・・やっぱり今のままじゃ駄目なんだよね。地や人を治めるためには信用の前にまず圧倒的な力が必要なんだよ。織田信長がそうやって天下統一目前まで迫ったようにね。力で平定し、みんなの信頼を得る。それこそがこの世界における統一の一番の近道だし、楽な方法でもある。」
俺「まあ、一理あるな。それが一番早いし現実的だ。」
蚕「だから私達には君みたいな武力が欲しい・・・と言っても、本来の目的はそこじゃない。君を他の派閥に取られたくないんだ。私達やピロスのような所に引き取られるならまだいいが・・・やはりサルガやフェケテ、それにリラの存在も馬鹿にならない。そういった所に取られないように君を取り入れようとしてるんだ。」
俺「・・・なるほど。大体の話はわかった。要は俺を悪側の派閥に入れたくないってことだな?」
蚕「そういう事になるね。」
親「どうする・・?」
俺「決まっている。俺が新しい派閥を作るんだ。」
蚕「・・・正気?派閥を作るには、強いカリスマ性とリーダーシップ、それにある程度強くなくちゃいけないんだよ?」
俺「別にいい。派閥っても4〜5人だ。それだけいれば。」
蚕「何をする気?」
俺「簡単な話だ。ピロスとゾイドとは条約を結ぶ・・・ケックに関しては放置でいいだろう。サルガ、リラ、フェケテ。この3つの派閥を徹底的に潰すんだ。そして何としてでも元の世界に帰る。」
蚕「・・・簡単な道のりじゃないよ?」
俺「しつこいぞ。勧誘には乗りたくないんだ。俺は俺とこいつが元の世界に帰れればいい。その為に力を貸してほしいってだけだ。簡単だろ?」
親「・・・?とどのつまりお前が新派閥を作って悪側の組織潰したれってことか?」
俺「珍しく物分りがいいな。」
親「珍しくとは何だ珍しくとは!」
蚕「・・・フッ、アハハハハ!あー。君面白いね。いいよ!手助けする!その代わり・・・君も力を貸してね?ゾイドが危機に陥ったときとか。」
俺「条約なんだからそのくらい当然だろう。」
蚕「分かった。困ったことがあったら連絡してね!」
・・・こいつも連絡先だけ託して行きやがった。全く、これがこの世界での挨拶みたいなものなのか・・・?まあ、いいか。これで後ろ盾ができた。グループを作って潰しに行くとするか。
親「はーい!特攻隊長やりまーす!」
俺「お前それどういう意味か分かってるか?」
親「勇敢に突撃して生還する、かっこいい隊のことだろ?」
俺「あのなぁ、特攻隊って自爆しに行くんだぞ?飛行機に乗って敵の所に自分もろとも自爆しに行くんだ。それでもやりたいか?」
親「そ、そうなのか・・・じゃあ炎係な!家事全般得意だぜ!」
俺「そういえばお前男子のくせに家事とか色々できたな。」
親「そうだなー。そのせいで頭は悪いけどなっ!」
ニパッと笑うその姿は、俺にはとても眩しかった。こいつのこの馬鹿さに何度助けられたことか。
俺「さて・・・ここからどう動くかなー。」
と、俺が動こうとした瞬間に、カチャリと拳銃の引き金を引いた音。
?「止まってこちらを向け・・・無属性。そしてこちらの組織に入るなら見逃してやる。入らないというのなら・・・死んでもらう。」
男の声。しかも低い。ボイスチェンジャーだな。この世界にこんな発展したものが・・・いや、スキルという可能性もあるか。とにかく俺が思ったことは・・・
俺「・・・この世界の人間ってこんなにしつこいのか?」
はい。なんでこんな筆進むん?自分でも怖いんだけど。
なんならブラインドタッチできるようになっちゃったしね。
うっそーん。よし、この調子でインエラを出そうかなーと思ってる次第です。
今日は毎日最終日なので、4本投稿しようかなと思います!
う〜い、太っ腹〜
これは褒めてくれてもいいと思うよ。
相変わらず展開が早いねー。
さて、ボイスチェンジャー男は一体どこなのか!?
次回もお楽しみに!
そんじゃね〜