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公開中

姿も見えぬ星

____アハハハッ… フフ… キャ…キャ… 小さな子供の遊び声が聞こえる。 「シュテル!」 幼い誰かに呼ばれた気がして、目を開けると、そこは孤児院の庭だった。 「何ぼーっとしてんだよ!」 「遊ぼう!」 うん、と返事はできなくても、俺は直ぐに立ち上がった。 広くも狭くもない、高い塀に囲まれた、芝生が黄色く輝くほど、暖かな光のみが差し込む、懐かしい孤児院の庭。 何度四角い空を見上げては、早く外に出たいなんて思ったか。 だけど結局は、居場所はここだけとわかって、ミルクとパンを食べて眠って。 「シュテルが鬼!」 「シュテウからにげろー!」 俺は何故か、なかなか動けなかった。 どうしてか、動いてしまってはいけない様な気がして。 「どうしてうごかないの」 と言う声は、聞こえそうで、聞こえなかった。 あぁ、やっぱり。 これは夢だ。
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