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【3話】パレードの時間【人形だらけの遊園地】
グロテスク表現あり⚠️
`**パレードの時間**`
🦖「急に、なに?」
いきなり広場に人が集まってきた
🐏「どういうこと?ここには俺たちしかいないはずじゃ…」
🍫「行ってみよ、何かヒントがあるかも」
えとさんの一言で歩き出した
俺たちは警戒しながら広場に向かった
---
🍪「すみませーん、、」
?「ここはユリアさんが建てた遊園地なんだ!凄くでかいんだぞ!」
🐸「へえ、、ありがとうございます!」
もしかして何か情報をくれるのかな?
🐸「あ、すみません!」
?「風船はね、プレゼントするといいことがあるんだよ!」
風船?プレゼント?
🍪「プレゼントって誰に、?」
?「分かんなーい」
あ、行っちゃった…
🐸「ヒントにはなりそうだね」
🍪「ですね…」
---
?「嫌よねぇこの遊園地、`死人の国`なんて言われてるんだから」
🍗「え?」
死人の国、?
👓「どういうこと、?幽霊が出るって、こと?」
?「この遊園地に入ったら生きて出ることはできないのよぉ」
俺ら…も、?
🍗「…俺らは出る、生きて出る」
👓「…だね」
---
🌷「色々な人に話しかけてはみましたが特にヒントはなかったですね…」
⚡️「そやな、、あ!そこの人ー!」
たっつんさんが女の人に近づいた瞬間
ザシュッッ
🌷「…え?」
たっつんさんの胸を、ハサミが貫通していた
🌷「罠…、?」
たっつんさんはその場に倒れてぴくりとも動かない
🌷「あ、はは…」
🌷「…詰みましたね、w」
その場に座り込んで、僕は目を閉じた
グシャッッ
---
🐸「逃げろおお!!!」
🍪「きゃっ!?」
ザシュッッ
のあさんまでやられた…っ!
みんなは、どこにいる!?
🐸「!!」
あの後ろ姿は…じゃぱさん!
🐸「じゃ、、っ」
グシャッッグシャッッ
見たくもない姿を見てしまった
🐸「う…っ」
見るだけで、思い出すだけで吐き気が押し寄せる
辛い、苦しい…
もう、あんな…
🐸「仲間がぐちゃぐちゃにされてるのなんて、、見たくない、、っ」
俺は背後にいる人形にも気づかなかった
その人形は、なぜか躊躇いながら
グサッッ
俺の胸にハサミを突き刺した
チョキチョキ…
チョキチョキ…
?「はぁ、はぁ…」
チョキチョキ…
チョキチョキ…
?「よし…、」
?「あとは、」
グサッッ
?「`俺も、一緒に…っ`」
🍪「…」
🍪「`…きゃはっ、w`」
---
--- **開園の時間** ---
🦖「…うーん、、あれ、、俺たちまた死んだ、?」
🍫「そうっぽいね…」
❄️「あれ…のあさんは、、?」
辺りを見渡すとのあさんの姿は無かった
🌷「…あれ、」
なおきりさんの指差した方角には、
うりさんの人形の隣に、のあさんの人形があった
🦊「のあさん…っ」
どんどんいなくなっていく
仲間たちが、次々に
👓「…行こう。2人のためにも」
🐸「俺えとさんと一緒に行動するわ」
全員がバラけて探索に向かった
---
🌷「そういえばさっき南京錠を見つけたんですよ」
🐏「え、そうなの?自分達も見つけた」
なお兄達と行動しながら情報提供をする
⚡️「そうなんや、ハートの形?」
🦖「いや、スペード」
🌷「スペード…僕たちのところハートなんですよね」
ハート、と言われて気づく
🦖「そういえばハートの鍵持ってる!これ使ったら開くかも!」
⚡️「ほんま!?サンキュー!!」
俺はたっつんにハートの鍵を渡した
⚡️「じゃあ俺たち開けてくるわ!スペードの鍵見つけたら教えるな!」
🐏「ありがとうー!!」
なお兄達はジェットコースターの方へと走っていった
---
⚡️「開けるで!」
ハートの鍵は鍵穴にスッと入り、ガチャっと音を立てて回った
🌷「開きました!」
中に入ると、箱があった
さっきの箱よりも少しでかいな…
箱を開けると、中には色々なものが入っていた
🌷「また風船…今度は《《黄色》》ですか、、」
⚡️「それから、、《《スペードの鍵》》!あと、これランタン?」
🌷「《《ジャックのランタン》》ですね…ジャックの絵が描かられてますし…」
🌷「暗いところでは役に立ちそうですね」
その下には新聞が入っていた
⚡️「これは…事件の報道?」
なぜか嫌な予感がした
🌷「…読みますか」
「「*花園一家殺人事件 謎は深まり捜査難航*」__2015年1月4日__
*2015年1月1日午後4時頃、カキツバタンダーランド内にて花園ユリアさんと花園アセビさんが殺害される事件が起こりました。警察はこれまでの調べで、花園ユリアさんの身体には複数の刺し傷があり、右胸の傷は内臓まで達する深い傷だったことと、花園アセビさんの遺体は解体されており、裁ちばさみが落ちていたことが分かっています。また、夫であるヨツバさんは自宅にて自殺をしていました。指紋も無いため、犯人特定ができず捜査は難航しています。*」
言葉を失った
この絵では幸せそうだったのに
その後、こんなに悲惨な事件が起こってるだなんて
🌷「一体誰に、、」
⚡️「…よく分からんけど、」
⚡️「この家族には“何か”が起きたんや」
---
🦊「ここは…カフェ?」
ドアを開けると薄暗い店内
人形が異常なほど綺麗に並んでいた
❄️「こ、怖い…っ」
後ろにいるるなは声が震えている
のあさんがいなくなって、気が動転してたみたいだし…
🦊「何かあっても俺がるなを守るからね!」
🦊「なんたって!俺は狐だから!」
❄️「そういう問題ですか…?w」
ふふっと笑うるなを見て安心する
🦊「やっと笑ってくれた…」
❄️「すみません…ありがとうございます!」
カウンターをふと見ると、そこには箱があった
🦊「これ手がかりとか入ってるかも!」
開けてみると、中には紙や日記が入っていた
❄️「『夜更かしを攫う者の住処、11が照らすはAの在処』…よく分かんないですね!」
🦊「天才なのに分かんないの?w」
❄️「て、天才でも分からないことは沢山ありますからっ!!」
これは後で解こう
🦊「こっちは…日記?」
日記を開こうとした瞬間
ガタンっと扉が開いて人形が入ってきた
❄️「ひっ…!?」
俺たちは咄嗟にカウンターの下に隠れた
だが、この人形達は耳が良いのか、
真っ直ぐ俺たちのところに向かってきた
銀色の刃物が光った
グシャッッザシュッッグチャッ…グチャッ…
チョキチョキ…
チョキチョキ…
?「…」
チョキチョキ…
チョキチョキ…
“メンバーの1人”がハサミを持って作業をする
その目は、闇に染まっていた
🍗「…」
カーンカーン…
--- `**勤務の時間**` ---
パレードの時間
他の人間達が来場し広場に集まってくる。特別なアイテムを持っている場合もあれば、人間に扮した人形の場合もある。この時間は人形が彷徨かない。
勤務の時間
呪われたプレイヤーが勤務(殺害)をする時間。呪われたプレイヤーは話せるが本物とは少し違う話し方をする。見極めないといけない。また、この時間は人形が彷徨かない。
key word
「黄色の風船」「ジャックのランタン」
今回も色々な謎が出てきましたね…
殺人事件の犯人は誰なのか、紙に書かれていた謎の答えはなんなのか、“シゴト”をしていたメンバーは誰なのか…
是非ファンレターにて考察してください!
おつなこ!!!