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#13 動き出す時計の針
並行世界って、知ってるか?
なにそれ?知らなーい。
この世界以外にも他の世界があるんだよ。
自分が他の世界では動物だったり、虫だったり…
並行世界は無限にあるんだ。
じゃあ僕、他の世界では動物だったりするの?
いや、お前は私の子だ。きっと他の世界でも私の子として過ごしているに違いない。
あはは、僕ずーっとお父さんと一緒にいれるかな?
ああ、もちろんだ。
ずっと…一緒だ…。
一部ネタバレあり⚠️
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?「もうすぐ着くよっ!」
ヒカリの中へと飛び込む
気がつくとある街の中にいた
####「もしかして…ここって…!!」
長い髪がひらひらと舞う。
見覚えのある景色みたいだ。
***「__。ここは…どこなの?」
彼女が不思議そうな顔をして聞いてくる。
####「私の…故郷。」
***「え!?」
?「…きっと待ってる。ここで。」
その言葉にハッとする。
####「__。もしかして…!!」
?「早く入って!」
恐る恐るドアを開けたその先に、
彼はいた。
####「…っ!!」
彼女の…ヒマワリさんの会いたかった彼が。
🌻「ゲミノールムっ!!!」
💫「…母、、さん…っ、?」
2人の目に涙が浮かぶ。
💫「母さんっ!!母さん!!!ずっと…ずっと…っ!!」
🌻「ごめんなさいね…ゲミノールム…っ…、寂しかったでしょ…っ、?」
💫「うぅ…っ、良かった…っ!!会えて良かったぁ…っ!!ポロッ」
声をあげて泣くミノル、
***「…ヒマワリさんの息子さんに会わせたかったのね、」
彼女が小声で言う。
?「うん。それに…2人とも魔法が使えるから、もしかしたら…」
***「…何かあったら、ってこと、?」
そう、2人は魔法が使えるから《《もし戦わなきゃいけなくなったら》》頼りになる。
?「…うん、」
💫「母さん、この人たちは…?」
私達を見て首を傾げるミノル。
👑「私はエレナ。よろしくね。」
?「私は…」
震える唇に力を入れて、私は言った。
❄️「私はるな。私の友達を助けるために、力を貸してほしいの。」
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縺?繧九∪side
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俺には、夢があった
孤独じゃない幸せな夢が
他の奴が幸せになっているんだから、俺も
そんなことを思っていた
今思えば、
「だーるまさんがこーろんだ!」
なんて言いながら遊んでいたあの時が
1番幸せだったかもしれない
世界は俺を嫌っていた
『あんたのせいで不幸になったのよっ!!!』
『お前さえいなければ』
まずは親に捨てられた
あの時の俺は幼かったから、
これが当然なのだと思っていた
『お前親いねーの?かわいそーww』
『オラ達に近づくな!!変な病気になる!!』
次に友に捨てられた
あいつらの言葉で分かった
俺は皆んなとは違うのだと
それでも生きて、俺はやっと見つけた
幸せというものを
愛する人に出会い、結婚し、子供を授かり、
幸せな人生を送っていたはずだった
『貴方なんかと結婚しなきゃ良かったっ!!!』
妻にまで捨てられた
妻は俺だけでなく、
自分の子供も捨てた
俺はこの子を守らなければ
そう思いながら過ごしていた
『僕ずーっとお父さんと一緒にいれるかな?』
一緒にいれるのだろうか
不安が頭の中をよぎり、ためらってしまった
それがいけなかったのだろう
子供は家からいなくなっていた
俺は1人になる運命なんだ
気づけば闇に呑まれて、身体が引き裂かれたかのような痛みが…
⚡️「だるま?」
気がつくと暗い部屋にいた
だるま「`…少し昔のことを思い出していただけだ`」
⚡️「そうか…ってことは少女っていうの分かったんか?」
だるま「`少女?`」
⚡️「前に呟いてたやつ、」
そういえば、言っていたな
だるま「`…並行世界って知ってるか?`」
⚡️「それって…パラレルワールドってやつやろ?」
だるま「`そうだ`」
やはり今の人間は知っているのか
だるま「`かつて同じ質問を子供にしたことがある`」
⚡️「お前子供おったん!?」
そこは驚くどころじゃないんだが…
だるま「`ゲームが好きでな、でも突然いなくなってしまった`」
⚡️「…そうやったんか」
だるま「ルノという名前だった、母親に似た水色髪で、俺に似て好奇心旺盛で…」
⚡️「…それ、」
たっつんが信じられないという目をしていた
だるま「`誰かに似ているか?`」
⚡️「っ!!」
だるま「`俺も最初はそうだったのか程度だった。だが、並行世界の記憶も蘇ってハッとしたんだ。`」
⚡️「お前…まさか、、」
もう気づいたか
やはり俺の…私のそばにいただけあるな
だるま「`あぁ、`」
だるま「`俺はかつて魔王ディアロスと呼ばれていた。`」
だるま「`少女…というのは、私の子であるルノと…るなという少女が似ていたからだ。`」
固まるたっつんに少し笑ってしまう
だるま「`ようやく分かった。ルノはお前達の世界ではるななんだと。`」
⚡️「そんな…、え、?」
だるま「`なぁ、たっつん。俺と一緒にルノを探すのを手伝ってくれないか?`」
だるま「`このゲームが終わっても俺は、ずっとお前と共にいたい。`」
久しぶりすぎて大丈夫か不安…w
いきなりの暴露でしたね…
おつなこ!!