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VOISINGの最年少は嫌われたいです 𝟛𝕣𝕕
「 おじゃま しました 、 」(ぺこ
玄関 の ところ で 頭 を 下げる 。
「 あの 、 ケーキ も おいしかった です 、 ありがとうございました 」
彩花 母 は 嬉しそう に にこにこ と 微笑んだ 。
「 こちらこそ ありがとうねぇ 、 彩花 は 美味しい って 言わない から 」
「 うるさいなぁ 、 別に 思ってない わけ じゃない し 」
「 えっと 、 また きます 、 お邪魔 しました 」
私 は 、 もう一回 頭 を さげて 彩花 家 を 後に した 。
「 … っつぅ 、 … 」(ずきっ、
ふと 頭痛 が して 、 病院 で 言われた こと を 思い出した 。
『 橘さん 、 貴方 は _________ 。』
『 橘様 、 この __ は ___ して 下さい 』
嫌な こと を 思い出した と それ を 振り払い 、 VOISING の ところ に 歩いた 。
「 … 只今 」
いつも 、 会社 に 入る とき は 只今 と 云うのが 通例 。
ぽらめん とかも 。
「 あ 、 來結 お帰り ~ 。 」(にこ
何やら 仕事 を していた らしい ないくん が 、 手 を 止めて 言った 。
「 他めん は ? 」
「 來結 の こと 心配 しながら 帰ってった 」
「 まじ かぁ 、 ライブ の 相談 したかった んだけど 、 」
2ヶ月後 には ライブ が あり 、 もう チケット の 先販 が スタート して いる 。
「 明日 で いいん じゃない ? 」
「 … ないくん は 未だ 仕事 ? 」
「 んー 、 仕事 やりつつ 待ってた 」
「 なんか あった ? 」
「 いや 、 彩花 と 俺と 3人 で 遊ぼうよ って 言おう と 思って 」
私たち は 幼馴染 なので 、 よく 遊ぶ 。
カラオケ 行ったり 、 ショッピング したり 。
私たち は とても 仲 が いい 。
「 別 に いいけど 、 いつ ? 」
「 1週間後 。 朝 10時 集合 ね 」
「行形 だな … まぁ いいや 」
手帳 に さらっと 書き込む と 、 病院 の 予定 を みられない よう に 手帳 を 閉じた 。
「 そーいえば 、 ライブ の セトリ もうそろ 話し合い 始めた ? 」
「 … 其れ を 今日 話し合い しよーと 思ってたんだってば 」
「 で すっぽかした と 」
「 うるっさい な 、 … 」
「 あれ ~ 、 こえ が 遅刻 すると 怒る 來結 さん が 怒って いいの ? 笑 」
「 あ ~ うるさい うるさい ! 」
「 ま 、 俺 鍵 閉める から 早く 帰んな 」
「 いや 、 私 鍵 閉める よ … ぽらめん に LINE したいし 」
「 あ 、 ほんと ? じゃあ よろしく 、 気をつけて 」(がちゃ
ないこくん は にこっと 微笑んで 部屋 を 出て行った 。
「 ん 、 … ふぅ 、 隠す のも 疲れる なぁ 、 」
私 は 、 つぶやいた 。
扉 の 外 に いる 存在 には 、 気 が 付かず に …
『 … 隠す 、 ? 』