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後ろからやってくる
怖い話が苦手な人でも読めるお話です!
(珍しくもないストーリーなので…)
ある日、私はいつものように夜遅くの時間に塾から歩いて帰っていた。
すると後ろからもう1つ足音が聞こえてきた。
「この辺りは人通りも少ないのに珍しいな…」
私みたいに塾帰りの人かな?それとも残業が終わって疲れて帰っている会社員?
どんな人がいるのかと気になって後ろを振り返ってみた。
でも、後ろには誰もいなかった。
気のせいか、と思って歩いても、まだ足音は後ろから聞こえてくる。
怖くなって走ってみると、後ろから聞こえる足音も早くなった。
「もしかして、ストーカー…⁉」
何回か後ろを振り返ってみたけれど、やっぱり人は全くいなかった。
そして、最後にもう一度振り返ってみたら…
私の後ろに、全身に黒い服をまとったものが這いつくばっていた。
{解説}
人通りの少ない所では自分の足音や声が妙に響くことがあります。
きっと自分の足音が響いたのが、他の人の足音と間違えてしまったのでしょう。
そして、彼女の後ろで這いつくばっていたのは自分の影でした。
全ては彼女の勘違いだったようですね。
解説を含めて449文字しかない超短編小説でした!w