公開中
「ローラン誕生日おめでとうございます!」「アンジェリカ!?」 HappyBirthday黒い沈黙
ローラぁぁぁぁぁぁぁぁぁン!!!!!
好き!!!!!
特にアンジェリカの幻影と共闘する所もいいですよねぇ………。
図書館の実質主人公の誕生日!!!
もちろん書いていきますよ!!
こちらも赤い霧同様外郭エンドの後です。
???「今日はローランの誕生日ですか…………」
???「て事でお願いしますね!」
「んんん…………本来ならこんな要求なんて通らないけど…………」
「君の願い……叶えてあげよう!」
---
ローラン視点
ジリリリリリリリ
ローラン「ん"………朝かぁ……」
起きてすぐ横にある目覚まし時計を止めて、今日も体を起こす。
少し前の俺じゃ想像できないほど、朝が鬱陶しさより、清々しさを感じる。
ローラン「ここに、アンジェリカがいたらなぁ…………」
10年前に死んだ俺の妻。
俺が少し家を空けた時、ピアニストに襲撃され、腹に子を授かっていると言うのに、ピアニストに立ち向かい死んでしまった。
まだアンジェリカが俺の心で生きている限り、彼女は生きている。
そう信じていたい。
ローラン「ま、とりあえず飯食って…」
???「ローラン!」
ん………?今アンジェリカの声が………。
幻聴か………ついに幻聴でアンジェリカが俺を呼ぶ声がするとわなぁ………なんとなく、その幻聴に浸っていたい気がする。
???「幻聴な訳じゃないですよ。目を開けてください」
あぁ……俺も末期だろうか……こんなに都合のいい幻聴も聞くようになったんだな。
???「いい加減にしないとビンタしますよ」
ローラン「いやそれは勘弁してくれ」
と、咄嗟に目を開けると、
アンジェリカがいた。
ローラン「幽霊!?」
アンジェリカ「本気でビンタしましょうか?」
---
アンジェラ視点
辺りが明るくなり、朝が来た事を知らされる。
にしても総記に違和感を感じるわね………。ローランがまた何かやらかしたのかしら………。
面倒だけれど、少し顔を見せるくらいならいいわよね。
アンジェラ「ローラン、何をやってるの」
私はローランがいるであろう部屋の扉の前で立ち止まり声をかける。
ローラン「あ、アンジェラ!?ちょ、今は入らないでくれるか!?」
妙に慌ててるわね………。
中で一体何をしたっていうのよ………。
ローランがさっき、入らないでと言っていたが、そんなのを無視して、扉を開けた。
………開けてしまった。
???「あ、ローランの親友?友達?って
言っていたアンジェラって人ですか?」
白髪ロングで、空のように澄んだ空色の瞳。全身が黒い服で身を包んでいる。
全身が黒い服なのに、怪しさも、ダサいとも感じない。
ローラン「あぁそうだけど……いやアンジェリカなんで出てるんだ!?」
私を出迎えてようとしたローランが慌てて言っている。
アンジェラ「…………誰よ。貴方」
いえ、名前はローランがさっき言っていた「アンジェリカ」で合っているでしょうね。
ローランと確かな関わりがあるような雰囲気がある。
でも、それとこれは話が別。
なぜこの者はこの図書館にいるのか。
現在外郭にある図書館は、ゲストを招待していない。
かと言って、歩いて来たというのも信じれない。
この者がここにいる理由などどうでもいい。どうやって来たのが知りたい。
アンジェリカ「私は、アンジェリカです。お兄ちゃんの事は知っていますよね?その妹です!」
お兄ちゃん………確かに今まで招待したゲストの中には兄弟関係がある人も多数いたはず。
でもその兄と言うのに心当たりはない。
ローラン「キチg…青い残響、アルガリアの事だよ…アンジェラ」
アンジェラ「あぁ…この前接待したゲストね」
ローラン「そうそう、その人の妹。俺の妻だよ」
アンジェラ「そう。それで、どうやって来たのかしら?」
アンジェリカ「えーっと…ちょっと複雑なんですが………」
---
ローラン視点
アンジェリカの話を要約するとこうだ。
死んだ後の世界に神様と名乗る者がいて、その者に頼み込んだら今日1日だけ限定でこの世界に降りてきていいと許可をもらって来たらしい。
つまり図書館の中で来たのは神様の意図か偶然と………。
幸いの事に、アンジェラは途中で口を挟むことも、四肢を切ることはなかった。
初めて会ったときは容赦なく俺の四肢を切ってたのに…………。
アンジェラ「そうなのね。では、今日はローランの誕生日を祝いましょうか」
ローラン「え、なんでそうなる?」
アンジェラ「だって、今日来たって少し話したら終わりでしょう?なら全員で祝うしかないじゃない」
アンジェリカ「ほら、アンジェラさんもそう言ってるんですから!豪華にしてもらいましょ!」
アンジェラすらもアンジェリカ側に移ってしまい、俺の仲間がいなくなった。
ローラン「分かった分かった……。でも別に豪華にしなくてもいい__」
アンジェリカ「分かりました!アンジェラさん、先に準備してますね!」
アンジェラ「私は他の人達に話を通しておくわ。ローランは休んでてちょうだい。いいわね?」
ローラン「あっ…………はい」
恐ろしい妻と友人だ………。
---
数時間後
あの会話から数時間後、アンジェリカやアンジェラが俺の誕生日の為に動いてくれてる。
本当に俺は「おめでとう」とかそう言うのでいいんだけどな…………。
コンコン
ローラン「ん?はーい」
マルクト「ローラン!準備出来たから出てきて〜!」
あぁ、もう準備出来たのか。
ローラン「わかった…今行く」
マルクト「うん!いつもの所で待ってるね!」
そう言ってマルクトは急いでるような足音と共に遠くなっていく
ローラン「行くか…………」
---
歩いて数分後
アンジェリカ「来ましたねローラン!」
ローラン「あ、アンジェリカ」
頭に三角の帽子を乗せて、俺を出迎えてくれた。
というか…アンジェリカだけか……?
アンジェリカ「先に迎えに行ってと言われたんです」
ローラン「あ〜……そういう事か」
アンジェリカ「誕生日を祝うのは久しぶりですね」
ローラン「あぁ…そうだな」
実際、アンジェリカと会うまで、10年以上もの月日が流れている。
きっと、俺があの時、あそこを離れず、アンジェリカが生きていれば、俺達の子供は元気に育っていただろう。
アンジェリカ「………ローラン」
ローラン「ん、どうしたアンジェリカ?」
アンジェリカ「昔の事、まだ悔やんでるつもりですか?」
ローラン「……だって…俺が家を空けてたから……」
アンジェリカ「私は少なくとも、ローランのせいだとは思ってません。だから、今は楽しんでてください」
ローラン「……………あぁ」
アンジェリカ。
やっぱりお前は、俺の光だよ。
その笑顔に、何度俺の人生は救われた事か。
俺だってもう数えられない程だ。
???「…………アンジェリ…………カ……………?」
アンジェリカと仲良く歩いていると、今だけは絶対会いたくない人物と会ってしまった。
アンジェリカ「あ、お兄ちゃん」
兄「どうして……………どうしてここにいるんだ?」
アンジェリカの兄こと青い残響ことキチガイ野郎こと義兄ことアルガリア。
とんでもないシスコンであり、この前図書館で接待した人物だ。
アンジェリカ「えーっと…経緯を話すと長くなるんだけど……まぁ、今日は特別に?」
ギュッ
ローラン「?!?」
こ、こいつ……目の前に夫がいるっていうのに一目散に抱きつきやがった…………。
アルガリア「あぁ……アルガリア…………俺………俺……とっても涙が出そうで………止まらないよ………」
アンジェリカ「お兄ちゃん……」
アルガリア「すごく…………嬉しいんだ…………またこの手で…………アンジェリカに触れる事が出来て……………」
アンジェリカ「私も…会いたかったですよ。お兄ちゃん」
アルガリア「アンジェリカぁ…………」
双子の再会の感動劇はその後も数分ほど続いた。
アンジェリカ「ちなみに、今日はローランの誕生日なんですけど、お兄ちゃんも一緒に祝いますよね?」
アルガリア「え?嫌だy…仕方ないし、アンジェリカと一緒なら祝ってあげるよ」
今嫌だって言ったよな?
そしてなんでこいつ上からなんだ………。
アンジェリカ「よかった!こっちで祝うから!ほら、ローランも早く来てください!」
ローラン「はいはい」
---
メインルーム
マルクト「!来た来た!」
イェソド「セッティングはもう終わってますよ」
アンジェリカ「ありがとうございます」
ホド「いいの。二人は席で待ってて」
アンジェラ「どうして青い残響もここにいるの?」
アルガリア「アンジェリカに連れてきてもらったんだ。俺も参加していいだろう?」
ネツァク「問題ないですよ。貴方も席で待っててください」
アルガリア「あぁ、そうさせてもらうよ」
ティファレト「はい。お皿持ってきたわよ」
ケセド「俺はケーキを切っとくね〜」
ティファレト「ゲブラー、客が一人増えたから、もう一脚持ってきてもらってもいい?」
ゲブラー「分かった」
アルガリア(……あの人が赤い霧だった人か。弱くなったって聞いたけれど、まだ完全に力を失ったわけじゃないのか)
ゲブラー「なんだお前、さっさと席に座ったらどうだ?」
アルガリア「驚いた。赤い霧って、人への気遣いが出来たんだね」
ゲブラー「その言葉は煽りであっているな?私だって人となりの礼儀くらい持ち備えいる。さっさと席に座れ」
アルガリア「あぁ、そうさせてもらうよ」
ビナー「幼子よ。紅茶は要るか?」
ローラン「あ~………じゃあ1杯だけ…」
ビナー「そうか。また欲しく成ったら云いなさい」
ローラン「へいへい」
ホクマー「ローラン、誕生日おめでとうございます。ケーキはこれでいいですね?」
ローラン「あ、ありがとう」
ホクマー「アンジェリカさんはどれでよろしいですか?」
アンジェリカ「あ、じゃあ……これを貰います」
ホクマー「はい、どうぞ」
アンジェリカ「ありがとうございます」
アンジェラ「ローラン。誕生日おめでとう」
ローラン「ありがとな。アンジェラ」
誕生日を祝われるのは度々あったが、こんなに盛大に祝われたことはなかったから、まだこのパーティ会場のような雰囲気にドキドキしている。
アンジェラ「皆ケーキ貰ったわね?」
ケセド「うん。皆貰ってるよ〜」
アンジェリカ「言いますよ?せーの!」
全員「ローラン誕生日おめでとう!」
ローラン「あぁ。ありがとうな!」
マルクト「もう食べていいわよね?」
アンジェラ「えぇ、もう食べていいわよ」
イェソド「ローラン。さっきネクタイがずれましたよ」
ローラン「あ、ありがとう。直しておくよ」
イェソド「そうしてください」
ホド「ネツァク、呑み過ぎたら駄目だよ…」
ネツァク「別にいいじゃないですか〜」
ティファレト「別に良くないわよ!程々にしてよね!」
ゲブラー「と言うか、ローランは誘わないんだな」
ネツァク「えぇ、だって想い人が近くにいて、それも今日一日だけって考えたら、素面でいるべきです」
ケセド「なるほどね~。よく考えてるじゃないか」
ビナー「ふむ、此のケーキも中々に美味いようだ。紅茶と善く合うだろう」
ホクマー「そうだろうな」
アンジェリカ「ん〜本当美味しいです…」
ローラン「そうだな。図書館から出したのか?」
アンジェラ「えぇ、時間がなかったからね」
アルガリア「へぇ、図書館からこんな物なで作れるんだ」
アンジェリカ「すごいですね~モグモグ」
ローラン「本当だな」
---
数時間後
パーティが始まり、お開きになった時間は既に23時を回っていた。
アンジェリカ「もう…今日も終わりなんですね」
ローラン「そうだな…………」
今日が終われば、アンジェリカはまたいなくなる。
一日と言わず、また一緒に暮らしたい。
何とも言えない感情が、俺の頭でいっぱいをする。
アンジェリカ「でも安心してください」
急にアンジェリカから、落ち着いた声で話される。
アンジェリカ「姿は見えなくても……私はずっと……ずっとローランの近くにいます。そう信じてください」
ローラン「……かなわないな。アンジェリカには笑」
アンジェリカ「こっちに来る時はお土産にパジョンを持ってきてくださいね」
ローラン「結局それかよ………」
このやり取りさえ、最高の至福と感じ…先程とは違う気持ちで溢れそうになる。
ローラン「……分かったよ。アンジェリカ」
俺に断る理由と、拒否権がどこにあるだろうか。
アンジェリカ「ありがとうございます」
ローラン「アンジェリカ………」
彼女に目を向けると、天使のような微笑みで、既に下半身が透けていた。
アンジェリカ「ローラン」
ローラン「分かってる……分かってるよ………」
覚悟は今決めた。
昔から決めていたんだ。
でも、いざこうなると、やはり涙が目から溢れてくる。
アンジェリカ「さようなら。また、こっちで会いましょうね」
そう言い終わると、彼女は霧のようになって、やがて消えた。
もう大丈夫だよ。アンジェリカ………。
ありがとうな
あれぇぇ………?
こんなに長くなるの…………?
制作は4日ほどだけど、文字数がえげつない事になってる………(5300文字)
これくらい普通なのかな…………。
まぁ一応(おいbyローラン)ゲームの主人公だし長くなるか…。
あ勿論最初の神様みたいなやつは僕です()
さぁ叫びます(は?????)
ローラぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁン!!!!!!!!!!!
おめでとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!(過去に類ない程うるさい)
ローランとアンジェリカの絡み合いがほんっっっっっっと好きですね!!!
切ない……………ほんっと切ない……。
ピアニストまじゆるせん……………。
いやけどそれ出た原因はアンジェラで…
そうさせたのはアインで…
あの悲劇が起きたのはガリエンで…
ガリエンは調律者だから………
全ては都市のせいですね!(は??)
これからもライブラリー(オブルイナ)は見ます!!推します!!布教します!!(それはいい)
では皆さん!
ばいばいっ!