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母へ
ハイリスクレッド
18🈲Mild 4
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MOTHER
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男子諸君へ質問…
自分の目の前で、同時に恋人と母親が溺れていたら。
さて、貴方はどちらを助けますか?
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男の子から男へ、女の子から女へ、思春期に初めて意識する異性は母親と父親と言われる事も…
思春期の女子が父親を「クサイ」とか言って関わりを避けようとするのはメスとオスの性交の本能を妨げる自然防衛のたのと言われる説もある。
もちろん、男子と母親との関係も同じ、そのクサイと意識するニオイはそれぞれ自分のニオイと同じとも言われる。
余談ですが、「お父さんクサイ~」って言ってる女子の皆さん、それは自分のニオイをクサイと言っているのも同じなんですよ。なんてね。
ただし、全てに例外が有り完全防衛が成り立っている訳ではないですけれど…
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オレは、ひとりでいた家で電話を取った。
「徳島県警生活安全課です」
警察からの電話にオレは身を固くして「はい」と答えた。
それは10ヶ月前、なんの前触れもなく行方不明になった父親に関する電話だった。
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母からオレの携帯電話に連絡があったのは夜の9時すぎだった。
「今、仕事が終わったの、あなた晩ごはん食べたちゃった?」
「母さん待ってるからまだだよ」
「じゃこれから一緒に外で食べようよ、表通りのファミレスで待ち合わせね」
「わかったよ」
まるで恋人同士の会話みたいだなってオレは思た。
以前なら母親と二人で外食なんて拒んだろが父親が突然いなくなった不安な気持をひとりっ子のオレは分かち合うべきだという思いからだ。
我ながら不思議なくらい自然に母に優しく接していると思う。
待ち合わせのファミレスに着きレストラン内を見回すと、ショートのスプリングコートに白いパンツスタイルというオシャレで颯爽とした格好で母が手を振っている。
息子のオレでさえ、いい女だと思う。
美魔女、何て言葉があるけどそんな言葉よりも遥かに美しい。
オレは母に警察からの電話の内容を伝えた。
「そう、東京から徳島は遠いわね」
母はそう言うと寂しいそうに少女の様に瞳を揺らした。
「母さん忙しいんだろ、オレが行ってみるよ」
母は大手ではないが出版社の編集長をしている。
「遠いから泊まりになるけど大丈夫?大学は大丈夫?」
「平気だよ」
「あんた、頼りになる男になったわね」
母はそう言ってから、ふいに寂しいそうに窓の外に視線を移した。
その横顔は憂いをおび美しく、オレは見とれていた。
と同時に父親に怒りを感じた。
翌日、オレは朝から徳島県へ出発した。
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徳島県警生活安全課で父親の居場所に関する情報を担当刑事から聞いた。
その場所は、平家一族の哀話を秘める、秘境“祖谷”に架かる、かずら橋からさらに奥入った山奥だった。
担当刑事は、東京からだと、こっちの方は不安内だろうと車を出して、その場所まで送ってくれた。
なんて山奥過ぎるところだろうと思いにふけっていると「宿は?」とふいに聞かれ「いや、まだなんなですけど…」
オレは、祖谷の近くの民宿を紹介され、そこへ泊まり、結局なんの手掛かりもなく翌日、東京へ戻った。
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その日、母は深夜日付が変わる頃に帰宅してきた。
「食事は?」
と訊ねるオレ。
「食欲がないのよ」
溜め息混じりの母の返事を聞きながら茶漬けを用意し母の前に出した。
母は、パッと表情を明るくし、照れるように、はしたないくらいの勢いで茶漬けを掻きこみ一息つくと声を出す。
「わぁ、めっちゃ美味しいじゃん」
父親が消えてから寂しさと不安にきっと潰されそうだったんだろう母の可弱い少女のように可愛いさに見とれ、食べ終わった母の背後から思わず肩越しにオレは抱きしめた、そっと抱きしめた。
母は一瞬身を固くしたがオレの抱きしめた腕に手のひらを当てカラダの力を抜いてゆくのが伝わってきた。
母の頬にオレの頬を合わせてみる。
その温もりが二人をひとつにしていく道案内のようだった。
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頬を合わせたまま小首を傾げるような態勢の母の唇に、そっとオレの唇を合わせた。
母の身体が固くなる。
それでもオレは、少しだけ強く押しあててみた。
すると強さに逆らわず閉じられていた母の唇が微かに開く。
オレは舌で母の舌を誘った。
ためらいながらも母はそれに応えて舌を絡ませてくれる。
その舌を軽く吸うと母もオレの舌を吸う。
オレは抱きしめていた手を母の胸元へ滑らせて服の上から触れてみる。
「こんなところでスルの?」
オレを正面へ向かいあわせて母は囁きオレの首に腕を回してくる。
オレと母は、唇を重ねたまま抱き合い、ソファへ移動した
「シャワー浴びなきゃ」
母が言葉を出す。
「必要ないよ、このまま母さんが欲しいんだから」
オレはそう言葉を出すと母の衣服を全て脱がし、母はオレの衣服を全て剥ぎ取った。
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母のカラダは艶やかで、肌はしっとりして、胸に張りが有り、乳房も硬く舌でもて遊んでも遊んでも飽きることはなかった。
腰はくびれ、ヘソから下へ滑らかなラインが続いている。
少し赤みのある茂みを分け入って秘部へ舌を押しあて軽く動かすと、母のカラダが弓なりにしなり喘ぎを上げる。
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母は両手でオレの頭を抱える様に自分の顔の横へ移し、オレの首筋へ唇を付けて強く吸い付いてくる。
母はオレのカラダの上に乗り首筋から胸へ鳩尾へ臍へ茂みへ唇を移動させていく。
そしてオレの極部を自分の口内へ、唇で舌で上に下にマッサージする。
喘ぐオレの緊張は最高位に達する。
オレは母とのカラダを入れ替える。
母の綺麗な脚の間に自分のカラダを割り込ませ、母の秘部の濡れた壷へオレの極部を押しあてた。
優しく接して少し押し込む、母のカラダが一瞬引き締まる。
さらに奥へ力を込めて押し込む。
母のカラダがしなり、その反動を利用したかのようにオレのカラダを抱き込み密着してくる。
オレと母は互いに抱き込みあい、互いに呼吸を合わせ、体の刻むリズムを合わせ、互いに体の芯を熱くし、互いに頂点に達した。
刹那、オレは母の中で果てていた。
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父親が消えてからそろそろ1年が経とうとしていた。
そしてあの日から、母とオレの生活は恋人同士が同棲を始めた頃の様に惜しみなく愛し合う日々だった。
そんなある日、母が突然、徳島県へ行ってみたいと言い出した。
それを拒む理由もなく無く母の休暇にあわせて二人で出かけて行った。
わずかな情報だけでなんの手掛かりもなかった徳島の祖谷のかずら橋よりも山奥。
母は山を仰ぎ見る様に顔を上げている。
何かを祈っているのか、突然消えた亭主に別れを告げているのか…
オレはそんな母の横顔を見つめながら、『オレがずっと傍にいて守って愛していくからね』と心の中で誓っていた。
終り。