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果てなき道
読み切り書いてみました。
#その道は、果てない。死ぬまで続く道――――#
私は船木凛。怖い話が大好き。
今日も友だちに怖い話を聞いた。
それは、
『旧校舎の階段を深夜1時に登ると、永遠に彷徨うことになる』だ。
それを確かめるべく、私は深夜12時45分に旧校舎に来ていた。
「えっと確か、こっちだよね、、?」
深夜12時58分。ギリギリだ。
3、2、1
私は階段を下り始めた。
1階が見えてくる。
「なんだ、ただの噂じゃん。」
そんなことを思っているうちに、肩に冷たい手が置かれた。
「ひっ、、、」
私は夢中で階段を駆け下りた。
もうすぐ一階に着く、、、はずだった。
「嘘、、、着かない、、、」
いつまでたっても一階に着かない。
焦りで汗が沢山出る。
そのまま夜が明けた。
それから一年後。
「ねぇ知ってる?この学校、都市伝説があるんだって!」
「今夜確かめに行こうよ!」
あれから沢山の行方不明者が出ている。
いずれも助かったものは口を開かない。
その代わり、ぶつぶつとこう言う。
「声が、、、助けてって、、、」
そしてそのまま、消えてゆく。
また、新たな犠牲者が出る、、、
今夜、また、、、
ここまで読んで頂き、有難うございました。