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王家の魔法使い ①
元々、現代の日本に住んでいた環菜。けれどある日、家が火事で燃えてしまった。次に目覚めたときは、環菜の全く知らない世界。王家に生まれ変わった⁉
う~ん、、、。ここはどこ?あれ、私はだれ?そういえば私は家が火事になって、、、。その後はどうなったんだっけ?とにかくここがどこだか調べないと。
「あら、アリス。起きたのかしら?アリス!入ってもいいかしら?」
「えぇっと、、、。いいよ!」
とてもきれいなドレスのような服を着た人が私の部屋に入ってきた。
「アリス!人を部屋に入れるときは、入っていいわよお母様と言いなさいよ。いつも言ってるじゃない」
「お母様、ごめんなさい。私、今までの記憶が消えてしまって何もかもがわからないのです。」
お母様はとても驚いた。けれどその後の言葉に、私はとても驚いた。
「あなた、だれ?うちのアリスじゃないわよね!」
「お母様、事を話せば長くなるのですが、、、。聞いてくれますか?実は私は元々日本という国に住んでいました。けれど私が住んでいた家が火事になって、目が覚めたらこのベッドで寝ていたのです。だから、アリスとしての記憶が一切ないんです。」
「なるほどね。では、アリス。ここがどこなのかとかを教えて差し上げるわ」
そういって、ここの町などをきっちりと教えてもらった。ここはドルフィ王国という王国で、お父様のベンダ様が王様で、お母様のカルナ様はベンダ様の奥さんだが、女王ではないらしい。そのことに関してはまたの機会まで秘密なんだそう。私はこのお母様とお父様の間の三女なんだって。兄妹は、長女のナラカ様(16歳)と次女のミラカ様(11歳)、三女のアリス(8歳)、長男のワンス様(14歳)と最後に次男のイクナ様(5歳)という5人兄妹で、7人家族なんだそう。また、日本についても教えてくれた。
「アリス、日本っていうのはね50年前にダンバ王国に支配されて今はもうないのよ。つまり、日本はダンバ王国のことだと思ってくれたらいいわ。」
このことを聞いた私は驚いた。なぜなら、日本がなくなってダンバ王国に支配されているからだ。このような話をしていたら、また眠たくなってしまった。
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「おはよう、アリス。部屋に入ってもいいかしら?」
「おはようございます。入っていいわよお母様って、今ってもう朝なの⁉」
どうやら仮眠のつもりが朝まで眠ってしまったようだ。
「アリス、今日は検査をしなさい」
検査って何のことだろう。もしかして私、なんかの病気にかかっていると思われているの?
「お母様、検査とは何でしょうか?」
「検査っていうのはね、8歳になったらしないといけないことよ。血液検査とかを調べてね、魔法が体内にあるのかを検査で確かめるのよ。もし魔法があれば、、、。まあ関係ないわよね」
魔法⁉魔法ってあの魔法なのかしら。でも、魔法を持っていることはあまりいいことではなさそう。
大体1000文字ぐらいを目安にして、この小説をシリーズ化していきたいと思います。応援メッセージやファンレターを受け付けているので、ぜひ、送ってください。