公開中
1
宮舘「 … え? 」
私が おそるおそる顔をあげてみると 、 幼馴染は いつものように嫌そうな顔をした 。
「 お願いっ 、 !! 」
宮舘「 なんで? 」
「 だって 頼まれちゃったんだもん 」
幼なじみである涼太が 、 私の 「 お願い 」 に弱いのは とっくに知っている 。
この人 、 貴族とか言われてるし 優しいが売りだからね 。
宮舘「 お願いって言われても … 」
ちぇ 、 今回は効果なしかな 。
それでも聞いて欲しくて 握手までしてみると 、 すぐに優しく手をほどかれた 。
宮舘「 その人が俺のところ来れば良くない? 」
「 そーゆーことじゃないの! 」
「 もー 、 涼太のわからずや! 」
宮舘「 そんなこと言われてもね … 笑 」
そう苦笑する涼太 。
さっき涼太に声をかけていたのは 、
私の知り合いが 『 涼太のことが好きだから付き合いたい 』というのを 代わりに伝えるため 。
宮舘「 とりあえず 、 断っといて? 」
「 なんで! 」
宮舘「 逆に 、 なんであかりはそんなに 食いついてるの? 」
「 涼太が断っちゃったら私がいろいろ言われるんだもん 」
幼なじみで 、 こういうお願いを断られたって伝えてから付き合ってるの?って何回聞かれたっけ 。
ほんとに迷惑 。
涼太とはただの幼なじみで 、 家が隣なだけ 。
みんな私ににっこにこのかわいい笑顔でお願いしてくるんだけど 、 結局私が断ってきたと伝えると私に怒ってくる 。
なんでよ 、 悪いの絶対涼太じゃん 。
そう思うけど 、 そんなの口に出したらかわいい女子たちに怒られる 。
『 あかりだって 、 宮舘くんのこと好きなんじゃないの? 』 って 。
イヤイヤ 、 んなわけないでしょ 。
私たちは幼なじみだし 、 涼太に対して 特別な感情を持ったことはない 。
「 涼太ー 」
宮舘「 ん? 」
「 私たちって 幼なじみだよね 」
宮舘「 … うん 」
涼太は 、 微妙に目が合わない気はするけど 、 ちゃんと頷いてくれる 。
宮舘「 どしたの 、 急に 」
「 なんか 幼なじみって面白いよなーって思って 」
宮舘「 なんで? 」
「 なんか 、 友達でもないし恋人でもないし 、 ある意味トクベツじゃない? 」
宮舘「 んー 、 そうかもね 」
「 ふふふ 」
宮舘「 で 、 さっきの言ってた女の子 、 なんていう子? 」
やっぱり興味を持ってくれたんだと嬉しくなる 。
今まで 涼太は全部話も聞かないで断っていたから 、 嬉しい 。
嬉しすぎて手をとってぶんぶんと振ってみると 、 涼太はされるがまま呆れた顔で私を見た 。
これ2025年の2月最初に書いてんだよね
それを約1年たって公開するという わら