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死没の歌 八話最終話
ストーリー短くてすみません…。
らるらりら らるらりら
誰かが私を呼んでいる
るらりらら るらりらら
誰かが私を呼んでいる
らりららる らりららる
誰かが私を呼んでいる
りららるら りららるら
誰かが私を呼んでいる
ああ閻魔様が呼んでいるのか?
歌を歌いながら 僕は閻魔様を待つ
ああでも僕はあの人に あの人に
呼んでほしいんだ
ららるらり ららるらり
誰かが私を呼んでいる……
人間は誰もが愛を求めている。
愛は人間を嫌っているかもしれない。
人間から愛は、僕らにとって、救済者だと思っているだろう。
八話『歌』
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今日はやけに静かだった。
昨日は、とある少女が倒れたりフラフラだったり、そして自分への暴言の数々。一体何だったんだと思う。でも、そんなことはあっという間に過ぎた。
自分は今、自分の部屋にいる。とは言っても、部屋というよりは洞窟と言ったほうがいいか。以前に言ったが、自分は家出した。もう父や母は、家出した僕を受け入れてくれないだろう、そんなことは知っている。勿論、家の方がきっと住みやすい。でも、今は洞窟にいたいんだ。誰もいない、静かで安心できて、何故か隣に誰かがいるような気がして…
まあどうせただの自分の妄想だ。
しばらく洞窟にいると、外から声が聞こえてきた。もしかして、この洞窟に来たかもしれない、そう思った。けれど、それは違った。|女性《にょしょう》が外で歌を歌っているではないか。
聞いていると、何故か懐かしいような歌。でも、聞いたことない歌。寒い風が吹いている中、たった一人で歌っていた。
その女性は、この前の女性と似ている。でも、この女性をみると、なぜか一緒にいたくなる感じかする。家族のように。
そして、歌を歌い終わったのか、急に歌を歌うのをやめると、|女性《にょしょう》は、いつの間にかいなくなっていた。
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悲報だ。今世紀一番の悲報かもしれない。
杏がいない。杏がいないんだ。俺の唯一の母、杏がいないんだ。
2期決定しました。
でも、あんまり投稿遅くなるかもです。よろしくお願いします。
2期で恐らく全てがわかるでしょう。
今のままじゃ、一体何が起こったかわからないだろうし。
でも安心してください。この小説の文字数をご覧ください。
…もうわかりましたよね?結末は___