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例の部屋に姉二人。pattern 1
勿忘草さんとの自主企画
紅葉さんと礼奈さんが○○しないと出られない部屋に(作者によって)閉じ込められました!
ある殺し屋はガサ入れに、あるOLは小説のネタ探しに丁度今、玄関を出たところだった。....が、その先は(現実では)見覚えのない真っ白な部屋が広がっていた。
「え、」
「は、」
だだっ広い部屋に二人の声が響き、二人は顔を見合わせた。
「ど、どちらさまで.....」
「あー.....白刃紅葉言います。」
「そちらは?」
「高槻礼奈です。」
軽く二人は自己紹介をしてこの現状に頭を悩ませていた。すると紅葉が静寂を破るようにこう呟いた。
「....一回刺してみるか。」
「へ、」
礼菜がそう発する時にはもう紅葉は刀を抜いていた。
『ヒュッ』
と風を斬る音がした。そのすぐ後にガキンと嫌な音が響く。
あんな速さと強さで壁に傷ひとつつかないとは逆に部屋の構造に感心する。
「やっぱり駄目か」
「とりあえずお題見ましょう?」
そういって上を見上げる。そこには、
「愛してるゲームをしないと出られない部屋」
と書かれていた。
「「はぁ????」」
「いや、御歳20代成人女性にさせるメリットなに?」
「それな?」
と不満を何処にいるかもわからない奴にぶつけながら向かい合った 。
「じゃあうちからいかせてもらいます。」
「というか私が負けたらおわりでは、」
「確かに。」
そう言うと紅葉はスゥと息を吸い込んだ。
「愛してる。」(超イケボ)
「も、もう一回。(え?イケメン?)」
「....礼菜はん、愛しとーよ。」(超イケボ)
「うがぁッッッ」
ガチャ
「「あ。」」
「....こんなんでええの?知らんけど。」
「めちゃめちゃいいです。(真)」
「お、おぉ」
そんなこんなで開いた部屋には少しの恥ずかしさと開いた嬉しさが渦巻いていた。