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あなたはどう考えますか。
右舞、左多咲(たさき)
始まりは幼稚園から
<「よぉしくね!|さき《多咲》ちゃん!」
彼女と私はとても似ていました
「ねぇ、なんで|まい《舞》ちゃんわたしの|くみ《組》まで|あそび《遊び》に|きて《来て》くれなかったの!もう|いっしょ《一緒》に|あそんで《遊んで》あげない!」>
<「だって、たまには|ほかのこ《他の子》と|あそんで《遊んで》もいいじゃん…もう!!|さき《多咲》ちゃんなんかしらないもんね!」
それでも、少し経てば舞から
<「|さき《多咲》ちゃん、さっきごめんね」
「いいよ、こっちこそ…ごめん」>
あの頃は、遊んで、喧嘩しては仲直りして、なんやかんやで楽しい日々でした。
小学一年生になったとき、突然、多咲ちゃんは、別人か疑うほどに、自己中心的な発言をしなくなりました。私はなにも言えませんでした。とにかく、寂しかったです。そのとき、私は思いました。
<「私が前の|さき《多咲》ちゃんみたいになったら、|たのしく《楽しく》前みたいに|しゃべって《喋って》くれるかな」
私は、このときの自分が、この世で1番大嫌いです
続きます!!