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君の笑顔が見たい 〜第一話〜
るう
第一話です!
柚月についていっぱい書きます!
ぜひ読んでいただきたいです!!
_お父さん!ねえ、ねぇってば!おとおさん! ねぇなんで、置いてかないでよぉ!
起きてよお父さん、、、おとお、、さ、 うっ、ぁああああああああ_
バッ はぁ、はぁ、 また思い出した… 突きつけられる事実。何回も見るこの夢、、いや、記憶… 気持ちを落ち着かせ、体を起こす。
布団から出て制服に着替え、重くて怠い体を動かし、ゆっくりとリビングへ行くと、お母さんが朝食を作っていた。
母 「柚月おはよう。…体調はどう?」
母の瞳が不安で揺れていた。目が腫れているからきっと昨日は泣いていたんだろう。
できるだけ明るい声で
『おはよー!めっちゃ元気だよ!』と言う。
そんな私を見て、泣きそうに笑うお母さんを見ていられず、窓の外を眺める。まだ満開ではない桜を見て2日前の出来事が頭に映し出される。
ズキッ 『っ!痛っ、、 はぁっ、はぁっ、』
朝起きると尋常じゃないほどの体の痛みに襲われた。
母「柚月!? っ病院に行こう!」
真っ青な顔をして準備をするお母さんを見て、不安を感じる。
痛みに我慢しながら急いで病院に向かっていく。大きな病院に戸惑いながらもたくさんの診察を受ける。
結果を持ってきた医者の顔はどこか切なそうに、辛そうに歪んでいた。
ああ、きっと、、、いい結果ではなかったのだろうと、どこか他人事のように思う。
脳裏に父の顔が浮かんだ。きっと母も同じことを思っているのだろう。
医者の言葉は、重く、私の頭に響いた。
「 結果は_
癌でした_ 」
真っ白の頭で精一杯思考を回転させる。 ああ、わかってたのに、きっとそうなんでって。でも_
「 余命は あと1年ほどでしょう。 」
もしかしたら助かるんじゃないか、なんて 考えてしまう_
「お父様の病気は、あまり遺伝するタイプではなかったのですが、残念なことに_
もう、いいよ。分かってる。お父さんの病気 癌が、私にも遺伝してしまったんだということなんて
分かってるよ_
何も考えたくない。でも向き合わなきゃいけない。
お母さんが突き刺すような悲痛な声で泣き叫ぶのを、ただ見ているだけだった。
私のお父さんは、私が中3の時に癌で亡くなった
ヒーローみたいな輝かしいお父さんが、日に日に動けなくなり、辛そうにしているのを見るのは辛くて仕方がなかった。だから、私も遺伝するんじゃないかと、頭の隅では思っていたんだ。
そんな2日前の記憶を塞ぐように、学校のリュックに教科書を詰め込み、チャックをしめる。
不安や複雑な気持ち全部を押さえ込み『行ってきまーす!』と声を張って家を出た。
母は、学校に通い続けることに反対していたが、私はできるだけ環境を変えたくなかった。
私には、大好きで大切な友達、恋人がいる。
瑠奈、悠真、湊…この3人に病気のことは言わないつもり。
不自然な笑顔や悲しい顔を見たくなかったから。いつも通りに、言い合いして、しょうもないことで笑いたかったから。だから、病気のことは 言わないでいようと決めた。後悔するかもしれない。だけど、心の底からの笑顔が、見たいから。
朝よりも軽くなった足取りで学校へ向かう。
今回はここまでです!
いや柚月ばっか!ってなってしまったけど、、、
学校に着いてからはまた第二話で、、、
なんだか暗く見えるけど、これからもっと頑張っていきます!