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なんでお前と、、!?!?!? 同棲性活 2
キメツ学園軸です。
⚠️
不死川実弥さんと冨岡義勇さんのボーイズラブ小説です。
ご都合展開です。
不死川は顔を赤くして、冨岡を自分のアパートへと連れて行った。二人でエレベーターに乗り、小さな部屋のドアを開ける。
不死川 「…まぁ、大した部屋じゃねぇけど、一ヶ月だけ我慢しろ。」
部屋の中は、男の一人暮らしにしては綺麗に片付いていた。しかし、冨岡が部屋を見回して、あることに気づく。
冨岡 「不死川…ベッドが、一つしかない。」
冨岡の言葉に、不死川はハッと我に返り、顔をさらに赤くする。
不死川 「っ!あ、ああ!そうだよ!一つしかねぇよ!当たり前だろ!俺一人なんだからよ!」
不死川は慌ててそう叫ぶと、頭をガシガシと掻いた。どうする、どうする、どうすればいいんだ、と心の中でパニックになる。
冨岡はそんな不死川の様子を不思議そうに見つめ、静かに口を開く。
冨岡 「…俺は、床で寝る。不死川は、ベッドで寝てくれ。」
冨岡はそう言って、床に座り込む。不死川は冨岡の言葉にさらに慌てた。
不死川 「はぁ?!バカかお前は!床で寝るなんて、そんなことできるわけねぇだろ!お前は体育教師だし、それに第一体痛めたらどうすんだ!」
冨岡 「大丈夫だ。俺は床でも平気だ。」
不死川 「平気じゃねぇよ!いいからお前がベッドで寝ろ!俺は…俺は、床で寝るから!」
不死川はそう言って、布団を取り出そうとする。冨岡はそんな不死川の行動を制止した。
冨岡 「いや、不死川。それなら、俺は不死川と一緒に寝てもいいぞ。」
不死川 「…はぁ?」
不死川は自分の耳を疑った。今、こいつは何と言った?「俺は不死川と一緒に寝てもいいぞ」?いや、そんなはずは…
不死川 「え、お、お前…今、なんて言った…?」
不死川は震える声で尋ねる。
冨岡 「だから、俺は不死川と一緒に寝てもいいと言ったんだ。」
冨岡は真剣な眼差しで、不死川を見つめる。
不死川 「え、ちょ、お前…俺と…その…一緒に…」
不死川は頭の中が真っ白になる。冨岡は、まさか「俺は不死川と一緒に寝たい♡」とでも言ったつもりなのだろうか。いや、そんなわけない。こいつはそういう奴じゃない。でも、そう解釈してしまっている自分がいる。
不死川 (あああ、クソッ!こいつ、わざとやってんのか?!いや、違う!こいつは天然だ!そうに決まってる!でも、どうするんだ、俺と…その…)
不死川が頭の中で葛藤していると、冨岡はすでにベッドの上に上がり、布団をめくって不死川を待っていた。
冨岡 「不死川、早く来い。」
冨岡はそう言って、不死川に手招きする。
不死川 「…ああ、もう、わーったよ!」
不死川は覚悟を決めたように、冨岡の隣に横になった。二人の間に、ぎこちない沈黙が流れる。
ー数十分後ー
不死川は、隣に横たわる冨岡の存在に心臓が激しく脈打つのを感じていた。ドクン、ドクン、ドクン。まるで太鼓を叩いているかのように、けたたましい音を立てる心臓。
冨岡 「…不死川、うるさい。」
静寂を破ったのは、冨岡の静かな声だった。不死川はハッとして、自分の心音を必死に抑えようとするが、全く言うことを聞いてくれない。
不死川 「っ…うるさくねぇよ!だいたい、お前が隣にいるからこうなってんだろうが!」
不死川は思わず、本音を口走ってしまった。
不死川 (うわ、俺、今なんて言った?!なんで素直に言っちまうんだよ!馬鹿か俺は!)
頭の中で激しく後悔する不死川とは対照的に、冨岡はきょとんとした顔で不死川を見つめている。
冨岡 「…?不死川、俺のことが好きなのか?」
冨岡のその問いかけに、不死川は完全にフリーズした。
不死川 「は…?いや、お前、何を…」
不死川は動揺を隠せない。冨岡は、まさか友達としての好意で聞いているのだろうか。しかし、不死川の耳には、その言葉が「不死川、俺のこと、恋愛対象として好きなのか?」と聞こえた。
不死川 「いや、俺は…お前のことなんか…」
葛藤する不死川の横で、冨岡は静かに口を開く。
冨岡 「俺は、不死川のことが好きだぞ。」
冨岡はにっこりと微笑む。その笑顔は、純粋な友情を示すものだった。しかし、不死川にとっては、その言葉はあまりにも破壊力がありすぎた。
不死川 「…え…?」
不死川は、完全に思考停止に陥った。冨岡は、純粋に友達として不死川のことが好きだと言ったのだ。しかし、不死川の脳内では、その言葉は「俺も不死川のことが好きだよ♡」と変換されていた。
不死川 (う、嘘だろ…冨岡が…俺のこと…)
不死川は、あまりの衝撃に言葉を失った。顔は真っ赤になり、心臓はもはや爆発寸前だ。そんな不死川の様子を見て、冨岡は首を傾げる。
冨岡 「不死川?どうしたんだ?」
その声に、不死川はさらに動揺を隠せない。
不死川 「だ、大丈夫だ!なんでもねぇよ!いいからもう寝るぞ!」
不死川はそう言って、冨岡に背中を向けた。しかし、背中越しに伝わる冨岡の体温と、相変わらず激しい心音が、不死川を一睡もさせてくれないのだった。
3話目に続く!