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10話 永遠の友達へ
その後、私はこっそり瑠璃と二人きりで話した。話してみると意外と楽しかった。
瑠璃は今までずっと私と友達になりたかっただけだったのだ。
学校ではお姫様みたいな存在で、自分からはあまり人に話しかけず、本当は本を読みたくても、周りの話に相槌を打っているような人だった。
よく考えたら、私は瑠璃から直接悪口や嫌がらせをされたわけではなかった。
しかし、それでも友達のやっていることを止めなかったのはどうかと思う。
本当に私と友達になりたかったのなら止めて欲しかったな。。。
まぁ話してみてわかったが、瑠璃はとっても気が弱い。
歩美を信用できなくなったこともあって、私は瑠璃を許した。
これからは、本好きの仲間としてこれからの学校生活を楽しみたい。
それからというもの、瑠璃とは毎日のように連絡を取り合った。
瑠璃も学校で、堂々と一人で本を読むようになった。
まだ、周りにはうるさい人たちがいっぱい群がっているみたいなことを言っていたが、、、
たちまち、私と瑠璃はズッ友レベルの仲良しになった。
毎日のように、瑠璃も私も自分の好きな話を時間を忘れて話しあって、聞きあった。
少し経ったとき、瑠璃から歩美のことを聞いた。
歩美はどこでもいい顔をしていたようだ。
私の悪い噂が広がったのは、瑠璃の周りに群がる奴らに歩美が仲良くし始めた頃からだそうだ。
歩美も瑠璃につけ入ろうとしていたのだった。
それで、私は友達に売られていた。
悔しかったが、もう周りの奴らは気にしないことにした。
だって、私にはもう、|瑠璃《心からの親友》がいるから。
今日からは、二人で歩こう。
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B:なぁ、、、良かったな。
A:そうね。さぁ早く準備をしましょう。
B:、、、もう少しくらい喜びを噛み締めさせろよ。
A:はいはい。私たちは大変そうなもう一人の娘を助けに行かないとでしょ?
B:っう、、
A:まさかだけど忘れてたとか、ないわよね??(圧)
B:そんなわけないだろうが!俺の娘を忘れるわけねぇだろっ!
A:じゃあ、早く転生の準備しなさい。あの子を引き取りに行かなくちゃ
B:な、なんかお前楽しそうだな?
A:さぁ、なんのことかしら