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3 某死神ノートみたいだね!
えー。その後の流れ言います?
『言いなさい』
あ、はい。
酔っ払いをスキルで殺しまして。
急にパタンと倒れて死んだから私もびっくりしたよ。
あの某死神がくれたノートじゃないんだからさ。
パッタリ死なないでくれない?
殺した私が言うのもなんだけどさ。
死因何になるんだろうね。この場合。
壁死?やっば。どんな死因だよ。
圧死とかならわかるけどさ⋯。
そしてお母さんがキョトンとした顔で酔っ払いを見ていたのよ。
やったの私だけど、どうすりゃいいかわからなかったから
【貢ぐ】でお金を置いて移動しました!
なんだか神様にでもなった気分ですよ。えぇ。
いや、この場合死神?邪神?悪魔?
ごめんなさい神様を騙って。あとでお祈りしておきますね。
あ!この思考危ないので真似しないでね!
壁と同じ思考とか嫌でしょ!?
ね!?⋯コホン。
それにしても。
もしかしたら私、今世サイコパスなのかもしれない。
動じてなさすぎない?クールキャラ今から目指そうかな?
サイコパスなチート壁とか絶対やばいじゃん!
⋯サイコパスなチート壁ってなんだ?
さてさて。そして今。戻ってきたら赤ちゃんが二人いなくなっております。
え?どういうこと?
とりあえず、何が起こったのか【アーカイブ】!一時間前!
ぐにゅぅぁ⋯。
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あ、なんか近づいてきた!おぉ。身なりが悪い!人相も悪い!悪人と見た!
いやいや。そんな容姿だけで人を悪くいうのはよくないよね!
ごめんね!
「ヒッヒッヒ!こぉんなところにガキが捨てられてらぁ!ラッキー!」
はい。ドナドナです!やっぱ悪人でした!
えっと、あの優しい女の人に捨てられた赤ちゃんがドナドナされて行きました!
ガラが悪いなぁ。そして笑い方のクセがすごい。悪人笑いじゃん。
どこ行っちゃったんだろう。
お、続いて?
もう一人のほうにも近づく複数名!
「これはこれは。新しくメンバーを加えるのもあり、かもしれませんね。」
お〜。なんか怪しげな集団が持っていっちゃった!
酔っ払いに捨てられた子ですね!
やったね赤ちゃん!家族が増えるよ!
と、とりあえず不幸フラグ立てておきますね!
にしても黒いローブに白い仮面⋯厨ニ心をくすぐられますね!
う、うぐわぁああ!古傷が、前世の古傷が痛むぅぅぅぅうううう!!
さっきのガラ悪男とは逆方向へ行っちゃいましたね!
待ってー!厨二集団ー!いくら異世界でもデザインイタいよー!
逆にファンになっちゃいそうだよね。
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はてさて。どちらから追いかけようかなぁ?
ん?あ、もう一人の赤ちゃんの方にも動きが⋯え?
えー。皆様。落ち着いてきいてください。
なんと。なんとですよ?
忍者がいます。え?ここ異世界だよね?
いや、現代日本でも忍者は見ないけどさ。
で?忍者が赤子を抱えて⋯消えた!?
え?バリ忍者じゃん!煙ドロンだった!
やっばテンション上がってきた!
でもスキル的に消えた相手追うのは分が悪いんだよねぇ。
転移魔法ってことだよね?多分。
お兄ちゃんに捨てられて忍者になって帰って来る?
え?本当に異世界ファンタジー?
歴史ファンタジーじゃない?どちらかというと。
展開としてはとてつもなく面白いんですが!?
ま、まぁ。忍者赤ちゃんの居場所はもう追えないので、忘れよう。
じゃーあ。ガラ悪男に連れ去られた赤ちゃん見に行こうか!
待って。めっちゃ野次馬根性じゃん!
でもまたあのアーカイブ地獄かぁ。ま、頑張りますか!
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とうとうやってまいりました!
連れ去られた現場ぁ!
長かったぁ。だって隣街だよ?多分。
で、そのなんか高級そうな⋯家具屋?
のところに入っていったのね?
え?なんでこんなところに?って思うじゃない?私もそう思った。
そしたらなんと中に隠し部屋があってね?
そこから地下に繋がる階段辿っていくとなんと!
子供たちがいっぱいいる牢が何個もあって!
その子供たちなんか番号のタトゥーが彫られてるのね?
あー。多分奴隷だわ。これ。
気づいちゃったよね?本当に胸糞悪いのよ。
ご飯もみんなで取り合いなのよ。
そして明らかに人数分ない量のご飯。
必死にそれを掴もうと藻掻く子供。
うん。これ以上は描写化しません!
したくもないし。
で、その奥に行くと赤ちゃんだけの部屋があるのよ。
需要があるのね。
仕方ない。今のMPは?
『MP:2950』
MPって無くなるとヤバい?ツンちゃん?
『マイナスになるとHPから賄われます。HPは生命力とでも思ってください。』
ヤバ。でも、いっか!よーし!
今からMPなくなるまでこの子たちにご飯与え続けまーす!
あ、でも栄養状態が悪い子に急に与えるとなんかヤバいって聞いたことある!
仕方ない!毎日通いますかぁ!
とりあえず、スープだけでも!
スキル【貢ぐ】発動!
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現在MP2000。
キリがいいね!
さてさて。今私は邪教徒のアジトに潜入しています!
⋯まぁまぁ。順を追って話そうや。
私は片っ端から牢の中の壁になってスープとかおかゆとか消化に良いものを出してたのね?
そしたらみんなめっちゃ驚いたわけよ。
そりゃそうだよね?いきなり壁から食べ物が湧いて出たんだもん。
いくら異世界でもこれはおかしいよね!
でも驚いたのもつかの間。一人が恐る恐る口に入れたの。
で、そっからもう驚きも崩壊よ。
みんな幸せそうに食べてたよー!
もう貢ぎがいがあるってもんよ!
小さい子も大きい子もみんな平等に食べられるようにするのも大変だったけどね!
そんなのこの子たちの苦労に比べたら些細なもんよ!
あー。尊いとはまた違う満足感あるねー。癖になる。
流石に赤ちゃんたちは自力で飲んでくれないから何もしていないけど。
あ!もちろん食べ物だけじゃないよ!脱獄できるようにヤスリも貢いだ!
「脱獄のすすめ」っていう本と共に!
⋯限定的すぎる本の題名だよね?
犯罪犯す前提なのやめてほしいよね。
作者が脱獄犯じゃなければいいんだけど。
そしてある程度面倒みたし、もういいかなーって思ってもう一人を追ったんだけど⋯。
ついたのが、邪教徒?なんか、邪神信仰の人たちのアジト。
え?なぜに?
しかもなんか、数日後に魔物引き連れて王都を襲うとか話してるのよ。
すごくない?魔物引き連れられるなら別のことすればいいのにね。
で、新たなメンバーとして謎の儀式される赤ちゃん。それを見る壁。
ん?私めっちゃ邪魔だな?
とりあえず、この場合【同担拒否】で魔物殺せばいいんだよね。
いくら壁とはいえ人殺しは進んでしたくないんだよねー。
でもまだ魔物たちを集めきれてないみたいだから、当日まとめてやっちゃえばいっか!
と、いうことで!ちょっと一回殿下のところへ戻りますか!
うぉぉぐぬぁ⋯。
あ、もう夜じゃん!
はー。もう殿下はスヤスヤですよ!
ここはなんだか平和だなー。
ところで、私寝れるのかな?
『必要はないですが、一応寝れます。寝ると回復が早くなります。』
お?マジ?MP少ないし、寝ちゃおうかな!
その時の私は知らなかった。まさか、起きたらこんなことになるだなんて⋯。
『いいから早く寝てください』
あ、はいごめんなさい。