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episode:0.9
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あの子が私に執着し始めたのはいつからだろう。9月の終わり、別の高校に進むことを言った頃からだっただろうか。お互いも、これまで作ってきた友達と違う事に気付いていたんだと思う。共有したいことはすぐ伝えあって、他の人には言えないようなことも言えた。これまで好きになってきた男の子は全部友達的に好きだった私にとって、恋愛対象が女かもしれないことはおかしくもない話だった。
これらの事に気付き、向き合おうと思ったのは受験に合格してから…2月ごろだった。
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2月に入ってからは何気ない、でももうすぐで終わってしまう日々を過ごす毎日だった。でも、14日に理科担当の先生が亡くなって、心と体についてのアンケートがあった。そこでカウンセリングを勧められたくらいに私は何かについて悩んでいた。その先生がきっかけな訳じゃないが。カウンセリングを勧められていたのは私だけじゃなくて、結愛もだった。多分私は結愛とのことについて悩んでいる。結愛とは親友以上の関係だと思っている。だけどその感情をどう分類すべきか分からないし、どこか照れ臭くて気持ちに整理がついても直接結愛に伝えることはできないと思う。
だから、私は結愛に見てもらえるが間接的な方法を取る事にした。それは小説を書いてサイトで投稿する事だ。
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私達は、私の思いは、異常な何かだと思った。結愛、あなたに捧ぐ、『something abnormal』。この題で私は、小説を書き始めた。新月の日の卒業式までに、書き終えなければならない。