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𝓸𝓷𝓮__
如何すれば良かったんだろう
如何すればあの頃に戻れるんだろう
「りうちゃ~んっ!」
「りうらくん」
「りうら」
「りうら!」
「りうら~」
俺は、何処で間違えたんだろう
「キモい」
「死ねば?w」
「消えろよ」
「邪魔」
「りうらッ…!」
俺は何もして居ない筈なのに、
如何して……___
今日も、夢を見る。
俺の、希望。
昔みたいに、仲良く活動したかった。
そんなの叶いっこ無いなんて、俺が1番分かってる。
午前3時。
小さな音のアラームを止め、足音を立てない様に1階に降りる。
スマホを開いて、エゴサをする。
『りうらって奴要らなくね?w』
『いれいすは5人で良いよね』
今日もアンチが沢山湧いている。
最近は何とも思わなくなってきて居て、少し笑えてしまう。
さっきのようなツイートから、
『りうら、此れ見てるよな
お前はいれいすに要らない、とっとと消えろ
いれいすは5人で良い。
お前が居るせいでいれいすが汚れるんだよw
皆んなりうらが要らないって言ってるぞ?』
こんな感じの直接DMも有る。
DMはまだ慣れない。
今日も、又1つ、心に穴が開く。
其の後は、ご飯を作る。
そして、7時に皆んなを起こす。
「な、ないちゃ…ッ…ぁ、ないこ様っ…朝で御座います、っ」
「…おはよ、…俺の前ではないちゃんで良いよ、ボソ」
「…いえ、…いふ様に怒られてしまうので、ニコ」
「…そっか、」
ないちゃんは、悲しそうな顔を浮かべると、下に降りて行った、
「ほとけ様、朝で御座います、」
「ん~っ…おはよ!」
「お早う御座います、ほとけ様」
「…うん、」
いむくんも、寂しそうに微笑むと、ないちゃんのところに行った。
「…いふ様、ッ…朝で御座いますっ、…」
「うっせぇ、…寝起き最悪やわ、早よ消えろ」
「…御免、なさいッ…」
「何突っ立ってるん邪魔やドカッ」
「がひゅ”ッ…!?」
いきなり腹を殴られ、蹲る。
いふくんは、舌打ちしながら居間に向かった。
「…しょ、初兎様…ッ…朝、で御座います…」
「…消えてくれへん?目障りやわ」
「…御免なさい、…」
「…はぁ、だるいわ…何回言ったら分かるんやろうな、お馬鹿さん?w」
初兎ちゃんは馬鹿にしたように笑うと、下に降りて行った。
「アニ、キ…」
「…又殴られとる、…いふか?」
「……ぅん、…」
「部屋入り、手当てしたるから」
何時も、アニキは手当てをしてくれる。
ないむは、早めに行かないと怪しまれるから出来ない。
アニキなら誰も疑わない。
「うわ、今日絶対痛かったねんな…腹に痣なんて聞いた事あらへんわ」
「…御免、なさい…」
「謝らんといてや、りうらは悪く無いで」
そう言うと、アニキはくしゃくしゃと頭を撫でてくれる。
「行けるか?」
「…コクッ…」
「ん、少し先行っとるな」
アニキは優しく笑うと部屋を出ていく。
俺は、一度部屋に戻ってから下に降りた。
𝓷𝓮𝔁𝓽 𝓬𝓸𝓶𝓶𝓮𝓷𝓽 𝓸𝓷𝓮__