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犬系彼氏。
ある女の子を好きになった。
同じクラスの謙虚で優しい子。
褒められるのが苦手だから塩対応しようとして、
でも優しさがにじみ出ていて、みんなに愛されている。
君は僕にも例に漏れず塩対応。
僕はこんなに君のことを見つめているのに。
つれないなあ。
今日も君を見つめる。
授業中だろうと気にしない。
目があったら微笑もう。
そしたらちょっと意識してくれるかな。
ふと君がこちらを見た。
そして___、微笑った。
「____え、」
一瞬で顔が熱くなって、微笑もう、と思ったけれどできなかった。
君を前にするとこうなっちゃう。
罪な人。
でも知っていた。
君は誰にでもああいう顔で笑うんだ。
不特定多数の誰かにじゃなくて、僕だけに微笑ってほしい。
授業なんてもっと身が入らない。
君はあの男が好きなの?
それともあの男?
あの笑顔を僕だけのものにしたい。
君と喋るなって他の男に言ってやりたい。
でも駄目だから。
わかってる。
でも、そろそろ君のことだけしか考えられなくなっちゃって。
言ってやりたいなあ。
もう限界だよ。
僕以外の男と喋らないでよ。
頭の中で何度も君とデートしたりして。
一緒に買物行ったりして。
現実にならないかな。
僕はただ僕のことを好きになってほしいだけなんだ。
『好き』って言ってほしいだけなんだ。
---
僕はわかったよ。
待ってるだけじゃ駄目なんだ。
君にどんどんアピールして。
僕っていう人を知ってもらおう。
駆け引きって言うこともしてみたり。
押したり引いたり。
君の行動に一喜一憂して。
やっぱり、『好き』だけじゃ足りない。
君の『愛してる』を聞きたい。
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君に話しかける男には脳内で睨みを効かせて。
君の一番は僕がもらう。
もう導線に着火されちゃったから。
一番になるまで終われない。
どんだけ君との距離が離れてたって、君がいれば見つけられる。
もう他の人の目なんて気にならない。
僕は弱い犬。
よく吠えるって?
そうだよ。
でも、それでも君がほしい。
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大層なことはのぞまないから。
君と手を繋いでみたい。
恋をしてみたい。
もうかっこつけなんてどうでもいいから。
必死だねって笑われたって、君に大好きだよって伝えるよ。
君だけを呆れるほど愛してるって。
かなり清楚な曲ですが少々マイルドな表現にさせていただきました、、いい曲だ。