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1 最初の出会い
あれ、君も迷い込んできたの?
ここはね、森の奥にある学園。
それも、ただの学校じゃない。
特別な学校なんだよ。
さぁ、君もこの学園に入学しない?
よかったら見ていく?
まぁいいよ、どちらでも。
とにかく、この学校は普通の学校じゃない。
それでもいいなら、覗きにきなよ。
ほら、扉は直ぐそこさ。
決断した?
分かった、じゃあ行こうか。
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「…ここ、どこっ?」
私は、大きい建物を見上げてつぶやいた。
遡ること30分ほど前___。
「莉菜、もう小学校6年生終わるわよ…どこ行くか決まったの?」
「…分かってるよ、やめて」
「そうは言っても受験するならするで…」
「だから分かってるって、別に考えてないなんて言ってないでしょ?」
「考えてないとは言ってないわよ、早めに決めないと莉菜が困るのよ?」
「それは分かってる、だから考えてる」
「早く決めないと莉菜が大変になるんだからね?わかって言ってるの?」
「分かってるってば、!」
「なんでスマホ持ってるのよ?」
「……うるさいな!こっちだって考えてるんだよっ!」
「学校見ないと決めらんないじゃん!」
「言わないとわかんないでしょ、言いなさい」
「…もうやめてよ、考えさせて!」
そう叫んで、私は家を飛び出した。
「莉菜!」
そしてたどり着いたのが、いや迷い込んだのがこの森。
「…なに、これ…」
「大きい、」
すると、木の方からガサガサっと音がした。
「ななななにッ!?」
?「私 は の 使者 ここ 行った方が いい 」
よくわからない人みたいなものは、それだけ言うと消えた。
「なんだったの、今の…」
「なんか、…ここ、いいかも」
何かに惹きつけられた。
それが何かは私もわからない。
でも、私の中の誰かが、ここに行けと言っている。
私は、家に向かって駆け出した。
---
「…SCP学園?」
「そう、私だって人外だもん!」
「別にいいわよ、さっきはごめんね」
「私もごめんなさい、どうしてもここに行きたいの!」
「ここ寮らしいけど大丈夫?」
「うん、なんでもいいから!そう決まれば勉強してくる!」
「…分かったわ、応援してる」
「…!ありがとう、頑張ってくる!」
私は部屋に向かった。
空白ないのは楽(
だけど ちょっと 私 っぽく ない かも 。 笑