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気 に な る 彼 奴 。
~ mz side ~
mz 「 なぁ 、 彼奴 いつも 一人 でいる よな 、 」
「 彼奴 」 とは 、
いつも 後ろ の 席 で 本 を 読んでいる メガネ の こと 。
【 染めているわけではない 】 と 噂 されている
黒髪 に 赤いメ ッ シュ の 綺麗な 髪の毛 が 、
風 に 揺られて いる 。
一ノ瀬 あっと と い っ た だろうか 。
俺 は いつも 彼 の ことが 気にな っ て 仕方がない のだ 。
kty 「 mzち ?
ボ ッ チ いじり 良くないよ ? 」
と 俺 に 突 っ 込む のは 、
桃瀬 けちゃ 。
周り から は けちゃ と 呼ばれている 。
そんな 彼に 俺 は すかさず 訂正 を 要求 する 。
mz 「 ば ~ か 。
そんなん じゃ ねぇ よ 。 」
別 に ボ ッ チ とか そんなん は どうでも いい 。
そう 思いながら 俺 は 言葉 を 繋げる 。
mz 「 ただ 、 自分から ?
ボ ッ チ に なりに い っ てる っ て 感じ
が すんだよ な …… 、 」
kty 「 え 、 ハブられてる ん じゃ ないの !? ₍ ₍ 」
mz 「 うん 、 お前 道徳 っ て 知 っ てる ? 」
なんて kty に 言いながら 、
俺 は また at に 視線 を 向けた 。
mz 「 な ~ んか ある 気 が すんだよ な 、
ちょ っ と 心配 だわ …… 、 」
kty 「 ふ ~ ん 、
じゃ 、 思い切 っ て 話 掛けてみれば ? w 」
______ たしかに 、 ₍ ₍
mz 「 kty に しては 良い案 出す じゃ ね ー か w 」
kty 「 …… へ 、 ? 」
mz 「 放課後 、 話 掛けてみる 」
kty 「 ちょ …… 、 え ? 」
mz 「 でも 、 一人 は 心細い し 、
お前 も ついてきて 。 」
kty 「 えええええええええ !?!? 」
mz 「 さ っ きから うるせぇよ 、 」
kty 「 だ っ て 冗談 の つもり だ っ たし 、 」
mz 「 冗談 本気 に して 何が 悪い ん だよ 。 」
kty 「 いや …… 、 悪く は ないけど ~ っ 、 」
mz 「 じゃ 、 決まりな 」
kty 「 ぅ …… 、 分か っ た よ …… 、 」
mz 「 俺 、 ぜ っ てぇ at と 仲良く なる から 」
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~ at side ~
【 神を信じなさい 】
聖書 の 1ペ ー ジ 目 に 書いてある
必要最低限 の 常識 の ような もの だ 。
俺 は この地 に 生まれて 十数年 、
聖書 に 書かれた ル ー ル に 沿 っ て 生きてきた 。
破 っ た こと なんて ないし 、
破ろう と 思 っ た ことも ない 。
だ っ て 、 この 通り に 生きる のが 当たり前 だから 。
それに 、 そうや っ て 生きさえ すれば 、
父さん も 母さん も 褒めてくれる 。
なんて 考えながら 、
一人 で 教室 の 片隅 で 本 を 読んでいると 、
ぽんぽん 、 と 軽く 肩 を 叩かれた 。
at ( …… 誰だ ? )
そう 思い 、
振り向くと 、
クラス の 人気者 、
色魔 まぜ太 が 俺 の 横 に 佇んでいた 。
at 「 …… なんですか 」
自分 でも 、
無愛想 な 態度 で ある こと に 気づいてしまう 程 、
冷たい 声 で 彼 に 問い掛ける 。
そして 彼は 、
そんなの お構いなし に
口 を 開いて 俺 に 聞き返してきた 。
mz 「 なぁ 、 お前 今日 放課後 空いてる ? 」