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# いるま 〈 2 〉
すちが らん の 事 を
笑顔で 話すように なった 。
翠 「 今日は お見舞いに りんごを 持っていったんだ 〜 」
翠 「 そしたら にっこにこ でさ 、 笑 」
可愛いとか 、 好きとか
直接的な 言葉 を 言っていなくてもわかる 。
すちは らんが 好きだ 。
恋愛的にではないけど 、 家族として 、 好きだろう 。
紫 「 今日は 俺が 行ってくるわ 、 」
翠 「 ぁ 、 は 〜 いっ ! 」
*がらッ*
桃 「 ぁ ! す__ち__ いるま 、 ? 」
紫 「 俺で悪かったな 。 」
桃 「 全然 、 ちょっと 話がしたいから 、 笑 」
紫 「 なに 、 」
桃 「 俺に 高額を かけて 怪我を 治させようとしたのって 、 」
桃 「 主導者は いるま ? 」
真っ直ぐ俺を 見詰めて くる 。
間違ってはなかった 。
でも 原因は 、 らんがどーのじゃない 。
紫 「 みことの ためな 。 」
桃 「 あれ 、 じゃあ 俺の読みは 半分 不正解だ … 、笑 」
紫 「 何考えてんのか 知らんけど 、 」
紫 「 俺は お前が 好きじゃない 。 」
紫 「 お前のために 金 かける わけ ねぇだろ 。 」
桃 「 そんな事 わかってるよ ~ ッ 、 笑 」
違う 。 こんな事 言いたいんじゃない 。
ただ 、 ただ 、 早く治せ って 、
一言 言うだけ なのに … っ 、
紫 「 じゃ ー な 、 」
桃 「 うん 、 じゃ ー ね 、 」
結局 それさえ 言えなくて 、
すち に できたのに 出来ないとか …
すちが 居なくなったら 俺が お兄ちゃん しないと 、
苦しく なるのは らん なのに 、