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かくれんぼ、しましょ? #0
かくれんぼ。
それは、子供がする他愛のない遊び。
隠れ探して「みっけ!」と笑い合う。
―それとは、少し違う“かくれんぼ”をしませんか?
俺は優太。小学5年生だ。
「優太、今日も遊ぼー!」
『いいよ、流輝。』
流輝は俺の幼馴染。結構仲も良く、長く続いてる。
《《あの日》》までは...。
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「っし、今日はこの“木霊のトンネル”通ろうぜ!!」
木霊のトンネル。
その名の通り、トンネルの中で喋ればこだまするのだが...。
叫んでしまうと翌日「行方不明者」、となるのだ。
最初の一人目から今までそうやっていなくなってきた「行方不明者」は全員見つかっていない。
少し怖いが、入るしか無い。子供の世界で「怖い」なんて言えばほぼ終わったも同然なのだから。
『いいよ、入ろうぜ。』
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「うわあ、不気味ぃ〜!」
【うわあ、不気味ぃ〜!】
「ぎゃはは、こだましてやーんの!」
【ぎゃはは、こだましてやーんの!】
|アイツ《流輝》は遊んでる。俺は怯えてる。
だめだな、こりゃ。さっさと帰ろう。
「なぁ優太。」
...ん?
あれ、虫だ。
「えっ、虫!?ぎゃあああああああ怖い怖い怖い怖い!!早く消えてぇぇ!!」
『うっっさ!!!って、ぎゃあああああああ!!これ、蜂だァァァァ!!』
そして奮闘して数分。
「と、とっだぁ...」
『うん...ってあれ?』
俺ら、トンネルにいたはずなのに...。
「?どうしたんだよ」
『おい、ここって...どこだよ?』
「え?」
「あれ」
--- 「なんで駐車場にいるんだよ?」 ---