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chapter 1
7月中旬。
ある暑い夏の日のこと。
るな「ただいま〜!」
全員「おかえり〜!!」
夏休みに入ったるなが、シェアハウスに帰ってきた。
じゃぱぱ「久しぶりるな!元気だったか?」
るな「この通り元気です!」
えと「るな〜!おかえり〜!」
のあ「心配したんですよ〜!」
るな「えへへ、夏休みなので帰省しちゃいました!」
なおきり「そうだ!せっかく帰ってきたんですから、パーティしません?」
全員「さんせーい!」
じゃぱぱ「じゃあさ、るなにプレゼント渡そうよ!」
この一言が、彼等の不思議な物語の始まりとなった。
もふ「うーん・・・どうしよう」
もふは書庫にある本をあげることにした。
もふ「医学大学だし、医学の本と・・・るなが好きそうな漫画も入れとくか。・・・あ」
ふと、おしゃれな表紙の本を手に取った。
もふ(こんな本あったっけ?まぁ部屋のインテリアにしてもらうか)
もふはプレゼントボックスに、3冊の本を入れた。
じゃぱぱ「俺のプレゼントは、これ!水色のブレスレット!」
るな「綺麗です!るなのメンバーカラーにしてくれたんですか?ありがとうございます!」
のあ「私からのプレゼントは、手作りのマカロンです!」
るな「すごい・・・マカロン食べたことない!嬉しいです!」
たっつん「俺はこれや!るなに合う香水!」
るな「香水!?こんな高いのもらっていいんですか!?ありがとうございます!」
ゆあん「俺のは・・・はい、新しいゲームコントローラー」
るな「水色だ〜!ありがとうございます!これでなんのゲームしよっかな〜」
シヴァ「俺は・・・ジャーン、マフラーだよ」
るな「ふわふわであったかい・・・。嬉しいです、大事にします!」
どぬく「俺はね、はい!白いリボンカチューシャ!」
るな「可愛いぃぃぃぃ!絶対大切にします!ありがとうございます!」
うり「俺のもすごいぞ〜?ほい、俺たちみたいな新衣装!」
るな「わざわざ作ってくれたんですか?赤いカーディガンもある!」
えと「私はね、はい!るなと同じ水色のカバンだよ!」
るな「おしゃれですね!なんだか大人になった気分です!」
ヒロ「俺はこれ!るなさんの誕生石のネックレス!」
るな「これも高そう・・・。こんなのもらっちゃっていいんですか?ありがとうございます!」
なおきり「僕は花です!ヒスイランで花束を作ってみたんですよ」
るな「ヒスイランってこんな色なんですね!すごく綺麗です!」
もふ「俺はこれ。医学の本と漫画、それとおしゃれな感じの本」
るな「私のために選んでくれたんですか!ありがとうございます!」
もふが渡した異様な本に、じゃぱぱ達は違和感を感じた。